ロシアのプーチン大統領がウクライナに戦車を支援することにしたドイツをナチスになぞらえ「戦車以上を投入する」と警告した。

スプートニク・ロイター通信など外信によると、プーチン大統領は２日（現地時間）、ヴォルゴグラード（旧スターリングラード）で開かれた戦勝８０周年記念式で、「ドイツ製レオパルト戦車が再び我々を脅かすのは信じられないことだ」とし、「ロシアの対応は戦車に限られないだろう」と明らかにした。

ただ、戦車以上の対応がどのようなものなのかは具体的に説明しなかった。


プーチン大統領は「不幸にもナチズムが現代化し、わが国に直接的な脅威を与えることを見ている」とし「我々は再び西側集団の侵略を撃退しなければならない」と述べた。

ロシアは第２次世界大戦中の１９４３年、旧ソビエト連邦がナチス・ドイツを相手にスターリングラードを守った歴史的勝利を記念するため、毎年２月２日戦勝行事を行っている。プーチン大統領はこの行事でウクライナと西側、そして自国製戦車を支援したドイツを現代版ナチスに比較して非難した。

ロシアは最近、ドイツ製「レオパルト２」と米国製「エイブラムス」など西側の主力戦車をウクライナに支援することにした決定が西側の直接的な介入だとし、これ以上の対話は意味がないと反発している。

特に、ドイツの戦車支援をめぐっては第２次大戦当時のナチスの歴史的責任を忘れた決定だと強く対立している。

プーチン大統領は「世代と価値、そして伝統の連続性、このすべてがロシアを特徴づけるものであり、我々を強くし、我々自身と我々の正当性、勝利について確信させるものだ」とし、「ロシアはウクライナで８０年前のように勝利するだろう。我々の勝利を確信している」と強調した。