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英ヘンリー王子「タリバン25人射殺」…タリバン「国際法廷に回付すべき」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
英国のヘンリー王子が自叙伝でアフガニスタン戦争当時25人のタリバンを射殺したと明らかにした中、タリバン政府はヘンリー王子を国際法廷に回付すべきだと強く批判した。軍専門家らも報復の可能性を懸念し、不適切な発言だと指摘した。

5日(現地時間)のロイター通信など海外メディアによると、ヘンリー王子は自叙伝『Spare(スペア)』で過去に参戦したアフガン戦争でアパッチヘリコプターを操縦し、タリバン25人を射殺したと明らかにした。

ヘンリー王子は「誇らしい記録ではないが、恥じることでもない。その25人を人間とは考えなかった」とし、チェスの駒をボード上から排除するようだったと振り返った。また、悪者たちが誠実な人たちを殺す前に先に排除されたとも表現した。


これを受け、タリバン側はヘンリー王子が戦争犯罪を犯したとし、国際法廷に回付すべきだと激しく反発した。タリバン政権の警察報道官はこの日の声明で「ヘンリー王子を常に記憶する」とし「アフガン人は罪のない国民を殺したことを忘れない」と述べた。続いて「このような犯罪はいつか国際法廷に回付されるはずで、ヘンリー王子と共に犯罪を誇らしく自白した犯罪者は国際社会が見る中で法廷に立つことになるだろう」とし、ヘンリー王子の発言が残忍で野蛮だと批判した。

軍専門家らもヘンリー王子の発言はむしろ自身の安全に脅かすとして懸念を表した。2003年にアフガン司令官を務めたリチャード・ケンプ元大佐はこの日、BBCのインタビューで「ヘンリー王子は判断を間違ったようだ」とし「事実でないそのような発言は誤解を招く一方、英国軍と英国政府に被害を及ぼそうとする人たちに利用されかねない」と述べた。タリバンや追従勢力の報復心を刺激する可能性があるということだ。

イラク戦争に参戦した保守党のアダム・ハロウェイ議員はスペクテーター紙への寄稿で、軍人が何人を射殺したかを公開するのは不適切だと指摘し、これは品格と生命尊重に関する問題だと強調した。

一方、10日に出版されるヘンリー王子の自叙伝『Spare』は世界的に話題になっている。自叙伝には兄ウィリアム皇太子の暴行、故ダイアナ妃と父のエピソードなど王室に関する暴露があり、大きな関心を集めている。



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