世界的な景気沈滞の余波で韓国経済の軸を担う半導体までがふらついている。輸出の約20%ほどを占める半導体が振るわず、貿易収支にも非常信号が出ている。
サムスン電子が6日に発表した2022年暫定業績によると、年間売上高は前年比7.9%増の301兆7000億ウォン(約31兆円)と、創社以来初めて300兆ウォンを超えた。半面、営業利益は43兆3000億ウォンと、前年比で16%減少した。数字上ではグローバル景気沈滞状況で善戦した結果だ。
問題は業績悪化が進んでいるうえ、メモリー半導体まで赤字を目前にしている点だ。10-12月期の業績は売上高70兆ウォン、営業利益4兆3000億ウォン。四半期別に14兆ウォン以上の利益を出していた上半期とは比較にならない。昨年1-3月期のおよそ半分という証券業界の分析とは違い、3分の1に減少した。四半期基準でサムスン電子の営業利益が5兆ウォンを下回ったのは8年ぶり。
さらに大きな問題は、すぐには反騰を期待しにくい点だ。サムスン電子は部門別の業績を公開していないが、携帯電話・ディスプレーなど全部門で苦戦したとみられる。特に半導体部門の不振が深刻だった。証券業界では昨年10-12月期のサムスン電子半導体部門の営業利益を2兆ウォン前後と推算した。前期の40%にすぎない。特にNAND型フラッシュメモリーメモリー部門は昨年10-12月期に赤字に転じたとみている。今年1-3月期、4-6月期には半導体部門全体が赤字に転換するという見方もある。サムスン電子半導体部門が四半期基準で赤字になるのはグローバル金融危機直後の2009年1-3月期以来14年ぶりだ。NH投資証券のド・ヒョンウ研究員は「サムスン電子半導体部門は早ければ1-3月期、遅くとも4-6月期には営業収支の赤字転換が避けられないだろう」とし「下半期にサムスン電子の業績反騰を期待できる理由だ」と話した。
「半導体の冬」の信号は昨年から出ていた。昨年PC用DRAM(DDR4 8Gb)固定取引価格が40%ほど下落し、年末には2ドル水準まで落ちた。NAND型フラッシュメモリー(MLC 64GB)価格も14%ほど下落した。価格が下がっても需要は増えず、半導体市場は今年もマイナス成長が確実視される。世界半導体市場統計(WSTS)は今年の世界半導体売上高を前年比マイナス4.1%成長と見込んでいる。
半導体ショックで貿易収支も危機を迎えた。産業通商資源部によると、昨年12月の半導体輸出は前年同月比29.1%減少した。半導体が揺らぐと、全体の輸出額は前年月期比9.5%減の549億9000万ドルに終わり、3カ月連続の減少となった。3カ月連続減少は新型コロナ感染が拡大した2020年3月-8月以来。
問題は半導体業況の反転が難しい点だ。前方産業の家電業界も需要の減少で回復の時期を予想しにくい。サムスン電子と同じ日に暫定業績を発表したLGエレクトロニクスも昨年10-12月期の営業利益が前年同期比91%減の655億ウォンとなり、市場に衝撃を与えた。ヒョンデ証券のノ・グンチャン・センター長は「メモリー半導体価格は今年1-3月期にも2けた下落率になりそうだ」とし「景気が萎縮する中で当分はメモリー半導体企業が供給をどう減らすかを悩まなければいけない状況」と話した。
サムスン電子は人為的なメモリー減産はないとし、投資も減らさないという立場を維持してきた。ハイ投資証券のソン・ミョンソプ研究員は「史上最悪の半導体業況は今年4-6月期末、7-9月期初めまで続くとみられる」とし「直接的な減産でなくラインの効率性点検を通した間接的減産をする可能性がある」と予想した。
サムスン電子が6日に発表した2022年暫定業績によると、年間売上高は前年比7.9%増の301兆7000億ウォン(約31兆円)と、創社以来初めて300兆ウォンを超えた。半面、営業利益は43兆3000億ウォンと、前年比で16%減少した。数字上ではグローバル景気沈滞状況で善戦した結果だ。
問題は業績悪化が進んでいるうえ、メモリー半導体まで赤字を目前にしている点だ。10-12月期の業績は売上高70兆ウォン、営業利益4兆3000億ウォン。四半期別に14兆ウォン以上の利益を出していた上半期とは比較にならない。昨年1-3月期のおよそ半分という証券業界の分析とは違い、3分の1に減少した。四半期基準でサムスン電子の営業利益が5兆ウォンを下回ったのは8年ぶり。
さらに大きな問題は、すぐには反騰を期待しにくい点だ。サムスン電子は部門別の業績を公開していないが、携帯電話・ディスプレーなど全部門で苦戦したとみられる。特に半導体部門の不振が深刻だった。証券業界では昨年10-12月期のサムスン電子半導体部門の営業利益を2兆ウォン前後と推算した。前期の40%にすぎない。特にNAND型フラッシュメモリーメモリー部門は昨年10-12月期に赤字に転じたとみている。今年1-3月期、4-6月期には半導体部門全体が赤字に転換するという見方もある。サムスン電子半導体部門が四半期基準で赤字になるのはグローバル金融危機直後の2009年1-3月期以来14年ぶりだ。NH投資証券のド・ヒョンウ研究員は「サムスン電子半導体部門は早ければ1-3月期、遅くとも4-6月期には営業収支の赤字転換が避けられないだろう」とし「下半期にサムスン電子の業績反騰を期待できる理由だ」と話した。
「半導体の冬」の信号は昨年から出ていた。昨年PC用DRAM(DDR4 8Gb)固定取引価格が40%ほど下落し、年末には2ドル水準まで落ちた。NAND型フラッシュメモリー(MLC 64GB)価格も14%ほど下落した。価格が下がっても需要は増えず、半導体市場は今年もマイナス成長が確実視される。世界半導体市場統計(WSTS)は今年の世界半導体売上高を前年比マイナス4.1%成長と見込んでいる。
半導体ショックで貿易収支も危機を迎えた。産業通商資源部によると、昨年12月の半導体輸出は前年同月比29.1%減少した。半導体が揺らぐと、全体の輸出額は前年月期比9.5%減の549億9000万ドルに終わり、3カ月連続の減少となった。3カ月連続減少は新型コロナ感染が拡大した2020年3月-8月以来。
問題は半導体業況の反転が難しい点だ。前方産業の家電業界も需要の減少で回復の時期を予想しにくい。サムスン電子と同じ日に暫定業績を発表したLGエレクトロニクスも昨年10-12月期の営業利益が前年同期比91%減の655億ウォンとなり、市場に衝撃を与えた。ヒョンデ証券のノ・グンチャン・センター長は「メモリー半導体価格は今年1-3月期にも2けた下落率になりそうだ」とし「景気が萎縮する中で当分はメモリー半導体企業が供給をどう減らすかを悩まなければいけない状況」と話した。
サムスン電子は人為的なメモリー減産はないとし、投資も減らさないという立場を維持してきた。ハイ投資証券のソン・ミョンソプ研究員は「史上最悪の半導体業況は今年4-6月期末、7-9月期初めまで続くとみられる」とし「直接的な減産でなくラインの効率性点検を通した間接的減産をする可能性がある」と予想した。
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