米政府は１３日に開かれる日米首脳会談で、北朝鮮の核の脅威などに備えた韓日米３カ国の軍事協力強化について話し合うと明らかにした。

４日（現地時間）、ボイス・オブ・アメリカ（ＶＯＡ）によると、米国家安全保障会議（ＮＳＣ）のジョン・カービー戦略広報調整官は同日のテレビブリーフィングで、日米首脳会談の案件について「米国と日本が北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）政権の緊張の高まりに対応し、ここ数週間２カ国間軍事演習を行ったのを見たはずだが、今後もそのような演習を続ける予定」と述べた。

また「我々はすでにかなり立派な（日米の）２カ国間軍事協力だけでなく、日本、韓国との３カ国間軍事協力を改善する方法を模索し続ける」と明らかにした。


北朝鮮の核脅威に備え、韓国のように卓上訓練（テーブルトップエクササイズ）を共に実行する方針が日米首脳会談で議論されるのかという質問には、「会談結果について予断するのは控えたい」と答えた。

また、北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）委員長が核弾頭を桁外れに増やすように言ったことに対して、「金正恩政権の先端軍事力の拡充と核野望を緊密に注視しており、韓国の核心同盟である日本や韓国、そしてさらに広くは域内とその域外で韓国の国家安保利益を保護するために必要な態勢を整えるように取り組んでいる」と述べた。

また「それが我々が韓半島（朝鮮半島）内外と近隣で情報収集力を拡充し、訓練をさらに行い、その地域に軍事力をさらに投入した理由」と説明した。

カービー調整官は尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領が北朝鮮が再び領土を侵犯する挑発に踏み切れば、９·１９軍事合意の効力停止を検討しろと指示したことに対する立場があるのかという質問には「ない」とし「それは尹大統領が話す事案」と言及を避けた。

これを受け、ネッド・プライス国務省報道官はブリーフィングで韓国政府の所管だという立場を明らかにしながらも、「２０１８年の南北軍事合意を無視するような北朝鮮の行動を懸念し、北朝鮮が無責任で緊張を高める行為をやめることを促す」と述べた。