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「プーチン大統領、慢性痛が深刻」…健康異常説を唱えたデンマークが「注目した場面」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ロシアのプーチン大統領

ロシアのプーチン大統領の健康不安説が再び取り沙汰されている。今回は「慢性痛」に苦しめられているという主張が登場した。

デンマークの日刊紙「Berlingske」は先月30日(現地時間)、デンマーク軍事情報局(FE)ロシア分析チーム長であるヨアキム氏の発言を引用し、プーチン大統領に対する情報を詳細に報じた。ヨアキム氏はセキュリティー上の理由で名前だけ明らかにした。




ヨアキム氏は「プーチン大統領は、現在、がん疾患など深刻な病気を患っていることはない」としながら「ただし、数回の事故で深刻な慢性痛に苦しめられている」とした。

ヨアキム氏は昨年4月、プーチン大統領がロシア国防省のショイグ長官と会談をしていたときにテーブルを握りしめて手を震わせている姿を証拠の一つとして提示した。ヨアキム氏は「慢性痛の患者は苦痛を減らすために物を強く持つ傾向がある」と説明した。

プーチン大統領の健康状態に対する今回の主張は、ウクライナ情報当局とロシア消息筋などではない第三国の公式情報局から出た言葉なので注目されている。

慢性痛は関節炎・がん・糖尿病・線維筋痛症などのような慢性疾患によって誘発され、数カ月または数年間持続したり再発したりする。ズキズキした痛みや刺すような痛みなど持続的に現れる場合がある。

専門家は慢性痛がある人々は疲労を簡単に感じ、睡眠や食欲障害が伴う場合があると診断した。また、憂鬱感や不安が増幅されるなど精神の健康も悪化しやすい。

FEはプーチン大統領の場合、各種外傷事故によって慢性痛を体験していると推定した。プーチン大統領は上着を脱いで乗馬することや柔道・スキー・アイスホッケーなど激しいスポーツ活動で男らしさを誇示してきた。

そのため何度も負傷している。2012年ハンググライダーをしている途中で背中をけがをしたほか、2017年にはアイスホッケーの師範試合で衝突事故に遭っている。

FEはまた、プーチン大統領が以前がんを患っていたことがあると主張した。昨年2月ウクライナ侵攻当時、これに関連してある薬物治療を受けていたが、それに対する副作用で顔・首などがむくんで心理的に問題が生じていると判断した。

これに先立ち、昨年3月西側外信やロシア調査報道メディアなどはプーチン大統領がステロイド薬物治療による精神疾患と甲状腺関連の疾病に苦しんでいると報じていた。その後昨年5月には血液がん、11月にはすい臓がん闘病説がロシア消息筋によって提起された。

ヨアキム氏はプーチン大統領が患っているがんの具体的な情報は明らかにしなかったが「このがんによって死ぬことはない」と強調した。ただし、プーチン大統領が慢性痛によって健康が悪化し、長期執権の可能性が低くなっていると分析した。

昨年FEの例年報告書によると、プーチン大統領が今後5年間執権する可能性は非常に低い。ヨアキム氏は「プーチン大統領の健康が悪化し続けるなら、強い指導者を望むロシアエリートが彼を除去する可能性がある」と伝えた。

ヨアキム氏は該当の情報の出処は明らかにしなかったが、ソーシャルメディア(SNS)の映像などで分析した内容ではないと強調した。

一方、北欧国家の一つであるデンマークは、ロシアが北極地域に地政学的影響力を拡大しようとする意図でデンマーク内での諜報活動を強化していることを受けて対露警戒を高めている。昨年9月バルト海のデンマーク領海にあるノルドストリーム海底パイプライン漏出事故時は、黒幕の一つにロシアが囁かれ、両国間の葛藤が深まっていた。



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