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プーチン大統領、自らベンツ運転…爆発2カ月後にクリミア大橋を訪れた理由

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ロシアのプーチン大統領

ロシアのプーチン大統領が爆発事件発生から2カ月後、クリミア大橋の修復現場をベンツに乗って訪問したと、AP通信など海外メディアが5日(現地時間)ロシア国営テレビを引用して報じた。

この日、ロシア国営テレビはプーチン大統領がクリミア大橋で自らメルセデスベンツの車を運転する姿を放送した。プーチン大統領は助手席に座ったフスヌリン副首相と対話しながら、10月初めに爆発で損傷したクリミア大橋を車で走行した。プーチン大統領はフスヌリン副首相にクリミア大橋の修復状況を尋ね、少なくとも来年夏までには道路と鉄橋が完全に修復されることを希望すると述べた。プーチン大統領は橋の上を歩きながら爆発の場所を指で指した。

ロシア大統領府は「ウクライナが引き続きクリミア大橋攻撃に言及する中、プーチン大統領がクリミア半島につながる陸路の重要性を強調した」と伝えた。また、プーチン大統領がクリミア半島とロシアの間の安全な陸路運送連結を保障することを強調した、と付け加えた。今回の訪問は、ロシアがウクライナを侵攻して以来、プーチン大統領が戦線に最も近づいた事例だと、AFPは説明した。


クリミア大橋は2014年にロシアが合併したクリミア半島とロシア本土をつなぐ唯一の陸路で、ウクライナ戦争でロシア軍の核心補給路の役割をする。2018年5月18日の開通式当時には、プーチン大統領が自らトラックを運転して橋を渡るほど意味を付与した。ロシアには実質的・象徴的に大きな意味を持つ橋だ。

しかしプーチン大統領の70歳の誕生日の翌日だった10月8日、爆発によって車両用の橋の一部が崩壊し、列車用の橋の一部が大きく損傷した。ロシアはこれをウクライナによるテロと見なし、2日後の10月10日、首都キーウを含むウクライナ全域に84発のミサイルを発射する大々的な空襲をした。これを受け、ウクライナの民間人14人以上が死亡し、100人余りが負傷したが、その後にも民間・基盤施設を狙ったロシアの空襲は続いている。

プーチン大統領は当時、「我々の領土でこのようなことが続くなら、ロシアの対応は激しくなるだろう」とし、空襲がクリミア大橋爆発事件に対する報復であることを認めた。



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