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台風がもたらした韓国海岸の荒波…来年の世界気象カレンダーの写真に

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

世界気象機関(WMO)の2023カレンダー写真に選定されたパク・フンスン氏の作品「激浪の海」 WMO

世界気象機関(WMO)の来年度の気象カレンダーに掲載される14枚の写真のうち、台風がもたらした韓国海外の荒波の写真が含まれた。

WMOは2日(現地時間)、2023気象カレンダー写真展を開き、来年度の世界気象カレンダーに掲載される14枚の写真を選定、発表した。WMOは世界から応募された約1500枚の写真のうち表紙の写真2枚と各月を代表する写真1枚ずつを選んだ。これに先立ち韓国気象庁は毎年開催している気象写真展で選ばれた写真を厳選して出品した。

10月の写真には韓国人パク・フンスン氏が撮影した写真「激浪の海」が選ばれた。慶尚北道慶州市(キョンジュシ)の甘浦邑(カムボウプ)で撮影されたこの写真は、秋に台風が通過した海で荒波が防波堤を越える瞬間をとらえている。赤い灯台は大きな波に耐えながら海を守っている。


表紙の写真にはタンザニアのアルーシャ地域の乾いた地面の上に立つ原住民を撮影した写真が選ばれた。この地域の住民は記録的な干ばつに苦しんでいる。このほか、米アリゾナ州ソノラ砂漠に雪が降った風景など気象現象が作り出した世界各地の美しい瞬間がカレンダー写真に採用された。

◆ソウルの集中豪雨、金堤の竜巻の写真が佳作に

このほかWMOは天気、気候、水に関連して刹那の美学が表現されている佳作12点を選定して発表した。この中には韓国から出品された写真2枚が含まれた。

キム・ジュヒョン氏が京畿道広州(クァンジュ)の南漢山城(ナムハンサンソン)で撮影した写真「局地性豪雨」は8月午後に突然暗雲が垂れ込めてソウル都心に豪雨が降った瞬間をとらえている。

またキム・ヨンチョン氏が撮影した「竜巻現象」も佳作に入った。全羅北道金堤市で撮影されたこの写真は、雨が降った後、金堤碧骨堤(ピョッコルジェ)付近の上空の青黒い雲の間に表れた漏斗雲だ。

このほか、大洪水が発生したバングラデシュのスナムガンジの村、ボスニア・ヘルツェゴビナの村の落雷などの写真が佳作に選ばれた。WMOは「この写真は設立150周年を記念する2023年カレンダーに掲載され、国連のパートナーも極端な天気、気候変動および持続可能な開発問題に関連して広い範囲で活用する」と明らかにした。



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