貨物連帯がゼネストに突入した24日午後、釜山南区(プサン・ナムグ)のある貨物車駐車場に運行を止めたトレーラーが駐車されている。民主労総公共運輸労組貨物連帯本部は、「安全運賃制日没制」の廃止と適用車種・品目の拡大などを要求し、同日0時からゼネストに入った。ソン・ボングン記者
鉄鋼業界ではストライキで製品の出荷が止まった。現代(ヒョンデ)製鉄浦項(ポハン)工場は同日、製品出荷が全くできなかった。この工場では1日に平均8000トンを出荷するが、ストライキの被害を直接受けた。貨物連帯浦項支部の組合員1000人余りは、同工場の前で出征式を開き、ゼネストに入った。
現代製鉄唐津(タンジン)工場でも貨物連帯ストライキ出征式で正門前の道路が詰まり、陸上運送を通じた鉄鋼材出荷が全面中止された。現代製鉄関係者は「物流が完全に阻まれ、状況を見守っている」とし「出荷されなければ時間が経つほど被害が大きくならざるを得ない」と話した。
セメント業界でもストライキによる出庫量の減少が現れている。今回のストライキで陸路でセメントを運搬するセメントトレーラーの運行がほとんど中止された。江原道三陟(カンウォンド・サムチョク)にあるサムピョセメントは同日、海上だけでセメント2万5000トンを出荷した。同工場では陸路と海路で1日平均セメント2万7000トンを出荷するが、陸路が詰まり、海路だけを利用してセメントを出荷した。
江原道東海(トンへ)の双龍(サンヨン)セメントも陸上出荷が滞り、鉄道を通じて同日4000トン程度だけを先に出荷した状況だ。江陵漢拏(カンルン・ハルラ)セメントも生産量の一部だけを出荷した。漢拏セメントは1日平均2万5000トンを出荷するが、同日は普段の5分の1水準の5000トンの出荷に止まった。
韓国、鉄鋼出庫は止まりセメントは海上・鉄道で…貨物連帯のストで被害拡散(2)
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