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4機のB1Bがグアムから米本土に復帰…核武装戦略爆撃機飛来の可能性も

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

米空軍のB1B長距離爆撃機2機が韓半島に再展開した19日、韓米両国空軍が北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)挑発への対応次元で合同空中訓練をしている。[写真 合同参謀本部]

グアムに配備された米国の超音速長距離爆撃機B1B「ランサー」4機が米本土にすべて復帰したことがわかった。北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)の「火星17型」を発射したのに続き7回目の核実験の準備を終えた状況のため、米国が今度は核武装が可能なB52・B2戦略爆撃機をグアムに配備するかもしれないという観測が出ている。

航空機の移動を追跡するソーシャルメディア(SNS)アカウントであるエアクラフトスポットが21日に明らかにしたところによると、グアムのアンダーセン空軍基地にいたB1B爆撃機4機が最近米サウスダコタ州エルスワース空軍基地に戻った。先月18日と19日に2機ずつグアムに配備されてから1月余りぶりのことだ。

これまでB1Bは北朝鮮の挑発レベルが高まり韓半島(朝鮮半島)に2度展開している。韓米が大規模合同空中訓練「ビジラントストーム」を実施する中でも北朝鮮が休戦後初めて北方限界線(NLL)を越えてミサイルを撃つなど各種武力示威を継続すると、5日に2機のB1Bが韓半島上空に現れた。


韓米安全保障協議会議(SCM)のためワシントンに集まった韓米国防相が極めて異例の合同訓練を1日延長して下した決定だった。

続けて2週間後の19日には2機のB1Bが再び韓半島に飛来した。前日北朝鮮が米本土を威嚇する火星17型を発射しており、これを牽制するためだった。またB1Bはグアムから随時東シナ海と日本などに展開し、日本の航空自衛隊の戦闘機とも何回も合同訓練を行った。

米国は北朝鮮の威嚇が続く状況でB1Bに代わる手段をまだグアムに送っていない状況だ。これと関連し韓国軍内外ではB52H「ストラトフォートレス」またはB2「スピリット」など戦略爆撃機を送るかもしれないという見通しが出ている。2つの爆撃機はB1Bとは違い核兵器を搭載できる。

峨山(アサン)政策研究院のヤン・ウク副研究委員は「北朝鮮のICBM発射と核実験準備状況などを考慮すれば核武装が可能な戦略爆撃機をグアムに電撃配備することもあり得る。現在の状態で米国が送ることができる最も強力な警告のひとつ」と話した。

これに先立ち米国防当局は訪米した国防部の李鍾燮(イ・ジョンソプ)長官と申範チョル(シン・ボムチョル)次官に「拡大抑止手段」としながらメリーランド州アンドルーズ合同基地のB52H爆撃機を直接見せたりもした。

一部ではB52Hが老朽機種のためステルス戦略爆撃機であるB2を配備する可能性があるとの観測が出ている。韓国軍消息筋は「隠密に作戦を遂行するB2の場合、動線そのものをあまり公開していない。ただ今回もしグアムに配備するならば北朝鮮と中国を狙ってあえて見せるかもしれない」と話した。

実際に米太平洋空軍司令部は7月にB2をインド太平洋作戦地域であるオーストラリアのアンバレー空軍基地に配備してこれを公開した。

2013年2月にB2が韓半島に展開し合同訓練をしたこともある。当時北朝鮮が事実上ICBMに相当する長距離ロケットを発射し3回目の核実験まで強行したことに対する対応の次元だった。

これと関連して韓国軍消息筋は「北朝鮮が7回目の核実験を強行すれば最も強力な報復手段を示す必要がある。ステルス性能が優れたB2とF35Aの連合飛行は北朝鮮の立場では最悪の場面になるだろう」と話した。



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