最近、米ハリウッドの映画製作会社「AGBO」が制作した作品。俳優のライアン・ゴズリング、クリス・エバンスが主演のNetflix(ネットフリックス)オリジナル『グレイマン』(左)と女優ミシェール・ヨー主演の映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』。[写真 AGBO ホームページ]
追加投資はネクソンの「知識財産(IP)の拡張」野望が可視化した投資と評価されている。またネクソン創業者の故金正宙(キム・ジョンジュ)氏の叶わなかった夢「ディズニーと同じくらい愛されるグローバルIP会社」に向かった動きでもある。故金正宙氏は生前「ディズニーは客から絞り取らなくても(客は)快く財布を開くが、ネクソンはまだまだだ」と明らかにしていた。
これに先立ち、ネクソンはAGBOに最初の投資をした当時、「AGBOが要請すれば1億ドルを追加投資する」と可能性を開けていた。
AGBOを通じてネクソンは保有中のゲームIPを映画およびTVコンテンツなどに拡張する計画だ。昨年7月に新設した関連事業組織「ネクソン・フィルム&テレビ」が協力事業を担当する。ネクソンは『アラド戦記』『クレイジーレーシング・カートライダー』など有力IPを多数保有している。
これに先立ってネクソンコリアのイ・ジョンホン代表は今月8日、AGBOについて「ネクソンのファミリー会社」と話していた。イ代表は「IPはゲームタイトルではないストーリーテーリングと定義しなければならない」とし「ストーリーテーリング基盤によって、ゲームだけでなくウェブトゥーン・小説・映像も作る形に進化してこそグローバルに長く生き残れるような韓国の会社になれる」と言及していた。イ代表はこの日「AGBOとはゲームの外的側面から大胆な投資と協業を今後も続けていく」としながらも「(ネクソンが)直接エンタメ産業に参入するわけではない」と線を引いた。
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