17日、ソウル龍山区漢南洞(ハンナムドン)大統領官邸で会談後に歓談する尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領とサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子兼首相。この日、韓国の主要企業とサウジ政府・機関・企業はサルマン皇太子の訪韓に合わせて26件の契約・了解覚書(MOU)を締結した。 [写真大統領室]
ロイター通信とTBS放送が18日に報道した内容によると、皇太子の訪日中止によって予定されていた岸田文雄首相との会談も白紙となった。もちろんサルマン氏が率いる使節団も日本を訪問しないことになった。これに伴い、21日に予定されていた日本-サウジ・ビジネスフォーラムも取り止めになったとTBSは伝えた。
日本貿易振興機構(JETRO)はロイター通信に「来週月曜日(21日)に東京で開催予定だった日本とサウジ政府および財界指導者のビジネスフォーラムがサウジ代表団の旅行中止によって取り止めになった」と明らかにした。20日に予定されていたサウジ-日本のレセプション行事も中止になったとロイター通信は伝えた。日本経済産業省とビジネスフォーラムを共同開催するJETRO関係者は「サウジ使節団が訪日しなくなったためサウジ政府から行事を中断するよう要請があった」と明らかにした。
JETROのウェブサイトによると、該当の行事ではサウジ政府の官僚と経産相および企業関係者の講演の他に両国の協力覚書締結式も予定されていた。
ただしサルマン氏がなぜ突然訪日計画を取り止めたのかはまだ確認されていない。
この日松野博一官房長官はメディアに対して「サルマン皇太子の来日については何ら決まっていない」と述べて慎重な姿勢を見せた。
これに先立ち17日、NHK放送はサウジ実権者であるサルマン氏が19日に訪日して21日まで滞在する方向で日程を調整していると報じていた。岸田首相との会談日は訪日翌日の20日に調整されていたという。
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