北朝鮮が2017年9月16日に朝鮮中央通信で公開した中距離弾道ミサイル(IRBM)「火星12」の発射シーン。北朝鮮が前日、太平洋上に発射した「火星12」は、日本列島を通過した。 [中央フォト]
松野博一官房長官は18日午後12時ごろ臨時記者会見を開き、「この日午前10時14分ごろ朝鮮半島西側の海岸付近からICBM級ミサイル1発が発射され、午前11時23分ごろ北海道西南側の無人島、渡島大島西側約200キロ付近の日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したとみられる」と説明した。
浜田靖一防衛相も記者会見を開き、このミサイルの飛行距離は約1000キロ、最高高度は約6000キロ、射程距離は1万5000キロ以上とみられると明らかにした。船舶や航空機など被害は確認されていないという。
これに先立ち岸田文雄首相は、北朝鮮がこの日午前に発射した弾道ミサイルが北海道西側の日本の排他的経済水域(EEZ)内に着弾したとみられる、と明らかにした。
アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するためにタイ・バンコクを訪問中の岸田首相は18日午前11時30分ごろ、現地でメディアに「北朝鮮がこれまでにない頻度で挑発行動を繰り返している。断じて容認できない」と改めて強調した。
岸田首相は松野官房長官に国家安全保障会議(NSC)の招集を指示し、この日午前にNSCが開かれた。
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