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円安進行で韓国の輸出168億ドル減少…今年の貿易赤字の58.2%水準

ⓒ 中央日報日本語版

急激な円安で今年の韓国の輸出が170億ドル近く減少したという分析が発表された。

韓国全国経済人連合会傘下の韓国経済研究院は17日、報告書「超円安が我が国の輸出に及ぼす影響と示唆する点」を通じて「グローバル輸出市場で韓国と最も競争関係にある日本の急激な円安により、我が国の輸出が今年9月に累計で168億ドル(約2兆3420億円)減少した」と明らかにした。

昨年同期比で円・ドル為替レートの上昇率は昨年10-12月期8.9%、今年1-3月期9.8%、4-6月期18.5%、7-9月期25.5%で上昇傾向にある。今年9月までの四半期平均で見ると17.9%上昇した。


研究院は2005年1-3月期から今年7-9月期までの対ドルの円相場の変化が韓国の輸出に及ぼす影響を実証分析した結果、為替レートの上昇率が1%ポイント上昇すると輸出価格は0.4%ポイント落ちたと説明した。輸出物量は0.2%ポイント減少して輸出金額の増加率も0.6%ポイント低くなった。

今年の為替レート上昇率が17.9%(四半期平均)であることを考慮し、今年9月までの韓国輸出減少額を推算すると計168億ドルに達するというのが研究院の主張だ。これは韓国1~9月の累計貿易赤字288億9000万ドルの58.2%に匹敵する規模だ。

研究院は韓国と輸出構造が似ているかどうかを測定する輸出競合度で日本が69.2で最も高い点に言及しながら、超円安現象が韓国の貿易収支を悪化させる主要原因になる恐れがあると指摘した。チュ・グァンホ経済政策室長は「超円安様相が深まれば我が国をはじめとする主要輸出国が否定的な影響を受けることになる」とし「日本と輸出競合度が高い品目に対する研究開発(R&D)など支援を強化しなければならない」と話した。



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