ニュージーランド内の「かばん児童遺体事件」の容疑者、韓国系ニュージーランド人の女Ａが現地に送還される。

ソウル高裁は１１日、Ａに対する犯罪人引き渡し請求を認容した。韓国法務部は先月末、ニュージーランド法務省からＡの送還を求める犯罪人引き渡し請求書を受けた。


法務部はＡが請求対象の犯罪を犯したと疑う妥当な理由があるとみて、ソウル高検に引き渡し審査請求を命じた。ソウル高検が専属管轄のソウル高裁に引き渡し審査を請求し、ソウル高裁はこの日、Ａの引き渡しを許可した。


ニュージーランド警察は８月、倉庫の競売で販売された旅行かばんの中から児童２人の遺体が見つかると、これを殺人事件とみて捜査に着手した。現地警察は児童の母と知られるＡを有力な容疑者として追跡してきた。

ニュージーランドに移民して現地国籍を取得したＡは事件後、韓国に入国して逃避生活をし、９月に蔚山（ウルサン）市内のアパートで検挙された。