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大韓航空のセブ空港事故調査に速度…クレーンなくて機体運搬できず

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

大韓航空の旅客機

フィリピンのセブ・マクタン国際空港で24日(現地時間)発生した大韓航空旅客機事故収拾作業が急ピッチで進められている。

フィリピン政府は事故で閉鎖されていた空港を一時的に開いた。AP通信は25日、「フィリピン政府が旅客機事故によって足止めされている他の乗客を移送するために、日の出から日没までセブ空港を臨時に開いた」とし「事故で停止していた飛行機便が再開されるものとみられる」と報じた。セブ・マクタン空港はフィリピンで2番目に人の往来が多い空港で、今回の事故によって国際線・国内線約100便が欠航となった。




事故機に搭乗していた韓国人乗客11人は25日夜、大韓航空の代替航空便で仁川(インチョン)国際空港に到着した。事故機には韓国人乗客47人を含めて乗客162人が搭乗していた。大韓航空関係者は「当初帰国予定だった乗客114人と事故旅客機乗客のうち帰国を希望する乗客11人が入国した」と説明した。

フィリピン当局は同空港で事故収拾を進めている。25日には事故機から航空燃料を除去する作業を完了した。だが、機体を運搬できる大型クレーンをまだ用意することができておらず、機体運搬作業は始められずにいる。事故が起きた旅客機はエアバスA330-300型で重量は124トンに達する。現在、機体は滑走路から250メートルほど離れたところにある。

フィリピン政府と韓国国土交通部は現地で事故原因を調査している。事故旅客機のパイロットは初期調査で「着陸当時、ブレーキとアンチロック・ブレーキ・システム(ABS)が作動しなかった」と話していたという。調査団は操縦室内の録音記録などを分析する予定だ。

今回の事故でセブ島に足止めされていた韓国人観光客の移送も行われている。ただし、26日同空港に到着する予定だったジンエアー代替便は気象悪化などでセブ空港着陸許可を得られず回航した。これに先立ち、フィリピン・セブ島近隣では熱帯低圧部が発達して学校の授業が取りやめになった。気象悪化が長期化する場合、韓国人観光客の移送作業に遅れが生じる可能性もある。

一方、セブ空港事故以降、フェイスブックなどソーシャルメディア(SNS)で「セブ墜落事故避難現場」というタイトルで写真が拡散されたが、これはフェイクニュースであることが確認された。2014年仁川空港で行われた航空機模擬非常脱出当時に撮影された写真がセブ空港事故写真に化けてシェアされた。



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