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「胡錦濤氏の退場は習主席が意図した演出…重鎮らへの象徴的粛清」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

習近平中国国家主席

中国当局が22日、中国共産党第20回党大会閉幕式で行われた胡錦濤前総書記兼国家主席の突然の退場の様子が映る動画と写真をオンライン上で完全に削除し、疑問が膨らんでいる。フォーリンポリシー(FP)・AFP通信・ポリティコなど外信は事件の背景を大きく3つ推定している。

第一の推定は、習近平総書記兼国家主席の意図的な演出説だ。FPは習主席が前例のない3期連任に乗り出し、党内外の反発が多い状況で胡元主席をはじめとする重鎮に「自分が党の核心」ということを強調するために行った計画的行動の可能性があると解釈した。

ポリティコも「党大会閉幕式は高度に計画された会議」とし、「胡元主席が随行員に退場させられる劇的な場面は習主席が完全な権力を確保したことを示すために組織化した『象徴的粛清』と見ることができる」と主張した。シンガポール経営大学法学科のヘンリー・ガオ教授はニューヨークタイムズ(NYT)に「中国で党大会のような行事がどれほど徹底した予行演習を経て準備されるかを考慮すると、当局が皆見ている前でこのようなことが起こることを止めなかったという点に注目しなければならない」と述べた。


第二に、閉幕式当日に行われた中共の党憲法改正で胡錦濤氏が公開的に反対の意思を表明することを防ぐための措置だったと推定される。実際、胡錦濤氏の退場後、習主席が「直ちに改正案反対者は手を上げろ」と言って進行した改正手続きでは満場一致で中央委員会の業務報告と中央規律検査委員会の業務報告、直ちに改正案などが処理された。第三に、胡錦濤氏の新型コロナウイルス感染説とパーキンソン病説など健康異常説も出ているが、実体は依然として五里霧中だ。



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