韓国裁判所が徐旭(ソ・ウク)元国防部長官と金洪熙(キム・ホンヒ)元海洋警察庁に対する拘束令状を発付した。徐元長官と金元庁長は、2020年9月に北朝鮮軍に射殺されて遺体を燃やされた西海(ソヘ、黄海)漁業指導管理団所属公務員、故イ・デジュン氏に対して自主的な越北という結論を出す過程で虚偽公文書を生産したり関連諜報を削除するなど職権を乱用した容疑を受けている。文在寅(ムン・ジェイン)政権で発生した対北朝鮮関連事件で高位公職者の身柄が確保されたのは今回が初めてだ。
◆裁判所「証拠隠滅および逃亡が懸念される」
ソウル中央地裁令状担当部長判事は22日午前2時ごろ「証拠隠滅および逃亡のおそれがある」とし、徐元長官と金元庁長に対して検察が請求した拘束令状を発付した。これに先立ちソウル中央地裁は前日午前10時に徐元長官を、午後2時には金元庁長を順に呼んで拘束前の被疑者尋問を進めた。徐元長官は「容疑を認めるか」「合同参謀本部の報告書に虚偽内容を書くように指示したのか」という取材陣の質問に答えず裁判所に入った。金元庁長も取材陣の質問に無言で法廷に入った。
検察によると、ソウル中央地検公共捜査1部が徐元長官と金元庁長の拘束令状で挙げた容疑はそれぞれ3つある。徐元長官には刑法上職権乱用権利行使妨害罪と虚偽公文書作成、公用電子記録等損傷の容疑が適用された。金元庁長には職権乱用、虚偽公文書作成、死者の名誉毀損だ。これに先立ち検察は「(2人の)調査態度と行跡を考慮して拘束令状を請求した」と明らかにした。
監査院によると、国防部はイ氏の死亡から2日後の2020年9月24日、総合分析報告書を作成しながら自主的な越北という結論を決めた後、越北の可能性が低いとみられる情報は分析・検討しなかった。海警も同年10月22日の3次捜査結果発表で「賭博にお金を使い果たしたイ氏が精神的恐慌状態の中、現実逃避目的で北に渡ったと判断される」とし、自主的越北説を強調した。
韓国、「文政権の大統領府」狙った捜査加速…元国防長官、元海警庁長拘束(2)
◆裁判所「証拠隠滅および逃亡が懸念される」
ソウル中央地裁令状担当部長判事は22日午前2時ごろ「証拠隠滅および逃亡のおそれがある」とし、徐元長官と金元庁長に対して検察が請求した拘束令状を発付した。これに先立ちソウル中央地裁は前日午前10時に徐元長官を、午後2時には金元庁長を順に呼んで拘束前の被疑者尋問を進めた。徐元長官は「容疑を認めるか」「合同参謀本部の報告書に虚偽内容を書くように指示したのか」という取材陣の質問に答えず裁判所に入った。金元庁長も取材陣の質問に無言で法廷に入った。
検察によると、ソウル中央地検公共捜査1部が徐元長官と金元庁長の拘束令状で挙げた容疑はそれぞれ3つある。徐元長官には刑法上職権乱用権利行使妨害罪と虚偽公文書作成、公用電子記録等損傷の容疑が適用された。金元庁長には職権乱用、虚偽公文書作成、死者の名誉毀損だ。これに先立ち検察は「(2人の)調査態度と行跡を考慮して拘束令状を請求した」と明らかにした。
監査院によると、国防部はイ氏の死亡から2日後の2020年9月24日、総合分析報告書を作成しながら自主的な越北という結論を決めた後、越北の可能性が低いとみられる情報は分析・検討しなかった。海警も同年10月22日の3次捜査結果発表で「賭博にお金を使い果たしたイ氏が精神的恐慌状態の中、現実逃避目的で北に渡ったと判断される」とし、自主的越北説を強調した。
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