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「配達時にお菓子も買ってきて」…韓国の自営業者が悩む「クレーマーの注文」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
社会的距離確保緩和による屋外活動増加と配達料引き上げなどでフードデリバリー需要が減少する状況で、無礼だったり無理な要求をする顧客で自営業者の悩みが深まっている。

自営業者コミュニティなどには配達アプリを利用して商売をする自営業者がやむを得ず注文を取り消したたという訴えが相次いでいる。

自営業者Aさんが注文を取り消したとしてキャプチャーした画面には、ある顧客がトーストを注文しながら「要請事項」に「おつかい:江原平昌水1L(ない場合は白山水)、オロナミンC2本、チャガルチ菓子1袋、ツナ缶」と書かれていた。


フライドチキン店を運営するまた別の自営業者は、顧客がチキン2羽1セットを注文した後、「7人で食べるのでチキンたくさんください」と要請したとしてこの注文を取り消したと明らかにした。この店の社長は「2羽1セット頼んでどうしろというのか。コピーでもすべきか。7人でけんかになる」と吐露した。

つけ払いを要求した顧客もいた。ある顧客は「事情があって5月10日に給料をもらってから配達費を含めて口座振替にするのはだめか」としながら料理を注文した。この飲食店社長は注文をキャンセルした。

また別の顧客は「弟がお腹が減ったので注文した。速く配達してほしい」としながら「×××されたくなければ」と卑俗語を使って脅迫したりもした。

このほかにもオンラインコミュニティには自身をグルメブロガーだとして量を増やすよう要求したり、食堂の案内があるのに辛い料理を注文して辛くなくしてくれと言うなど過度な要求をするいわゆる「クレーマー」の注文をキャンセルしたという多様な理由が伝えられた。

自営業者コミュニティでは配達注文時に無礼だったり過度な要求を受けたと吐露する書き込みに「そんな要請は軽く無視してキャンセルボタンを押さなければならない。数万ウォン稼ぐより精神健康がもっと重要だ」「私は要請事項にクレーマーのにおいがすると思えばそのまま断る」「そんな顧客は要請事項を聞いて上げても満足できずレビューでテロまでする」「うるさい人の注文を受けたところで後悔だけする」などのコメントが付けられた。

一方、ビッグデータプラットフォーム企業IGAワークスのモバイルインデックスを見ると、「配達の民族」「ヨギヨ」「クーパンイーツ」の主なデリバリーアプリ3社の8月の月間活性利用者数(MAU)は合計3218万4161人で1年前より10%近く減ったことがわかった。

実際に取引額も減った。統計庁が4日に発表した8月のオンラインショッピング動向によると、デリバリーアプリなどを利用したフードサービス取引額は前年同月より7.7%減少した2兆2334億ウォンと集計された。



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