米国パデュー大学寄宿舎のマッカーチョンホール。[写真 パデュー大学ウェブサイト]
AP通信と警察の発表などによると、5日午前0時44分ごろパデュー大学ウェストラファイエットキャンパスの寄宿舎のひとつであるマッカーチョンホールで殺人とみられる死亡事件が発生した。
警察は寄宿舎1階の部屋で死亡している20歳の男性を発見し、ルームメイトである22歳の韓国人男子留学生を容疑者とみて逮捕後に取り調べを行っていると明らかにした。
警察によると、韓国人留学生が直接警察に電話し男性が死亡している事実を伝えた。
学校側は容疑者が韓国からきた留学生でありサイバーセキュリティを専攻する3年生だと確認した。AP通信は韓国人留学生がソウル出身だと報道した。
死亡した男性はデータサイエンスを専攻する4年生で、韓国人留学生と男性は寄宿舎の2人部屋を一緒に使っていたという。
事件の経緯と男性の直接的な死亡原因などは公開されていない。ただ司法解剖をした当局は、男性が鋭い力による致命的外傷を何度も受けて死亡に至ったとして他殺と推定した。
パデュー大学の警察責任者は「無分別で一方的な攻撃とみられる。犯行動機と事件経緯などを明らかにするための捜査が続いている」と話した。
現地メディアのインディアナポリス・スターは「男性は2020年にインディアナポリスの私立高校パークチューダースクールを優秀な成績で卒業してパデュー大学に進学した将来を嘱望される学生だった」として地域社会が衝撃に包まれたと伝えた。
パデュー大学のミッチ・ダニエルズ学長は「最悪の悲劇が発生した」とし、遺族と今回の事件の影響を受けた人たちに慰労を伝え、学生たちには精神健康相談を提供すると明らかにした。
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