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【コラム】プーチンの核ボタン、金正恩を刺激する恐れある(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

プーチン

◆北朝鮮、核の先制使用の根拠を用意

こうした状況の中、北朝鮮は4日、中距離弾道ミサイル(IRBM)「火星12」(推定)を発射した。このミサイルはマッハ17(音速17倍)の速度で日本列島を越えて4500キロ飛行した。北朝鮮が日本列島の上空を通過するミサイルを発射したのは2017年以来5年ぶりだ。「火星12」は韓半島有事の際、米軍戦略資産の発進基地であるグアムを打撃することができる。

北朝鮮は最近、東海(トンヘ、日本名・日本海)で韓日米が海上訓練を実施する中でミサイルを発射した。これまで北朝鮮は韓米連合訓練中には挑発してこなかったが、今ではそれさえも意識しないとみられる。北朝鮮は今年に入ってミサイルを23回も発射した。


北朝鮮最高人民会議が9月8日に採択した「核武力政策法」は極めて深刻だ。この法は核武力の使命や核兵器使用条件など11項目で構成されている。その使命をみると、核兵器は国際社会での戦争抑止が基本だが「敵対勢力の侵略と攻撃を撃退し、戦争の決定的な勝利を達成するための作戦的使命を遂行する」と明示している。必要なら核兵器を攻勢的に使用することもあるという意味だ。

第5項「核兵器使用条件」は(1)核兵器をはじめとする大量破壊兵器で北朝鮮が攻撃されたり攻撃が迫った場合(2)国家指導部や核武力指揮機構を対象に敵対勢力の核または非核攻撃が敢行されたり攻撃が迫った場合(3)国家の主要戦略的対象が致命的な軍事的攻撃を受けたり攻撃が迫った場合(4)有事の際、戦争拡大および長期化を防いで戦争主導権を握るために作戦上避けられない場合(5)国家の存立と人民の生命安全に破局的危機を招く事態などと規定している。

この内容だけをみると、北朝鮮は恣意的な判断によってあらゆる状況で核兵器を先制的に使用することが可能だ。

北朝鮮が核兵器をいつでも使用できる法的根拠を設けて韓米連合訓練を意識せずミサイルを発射した背景には、核兵器に対する自信があると考えられる。昨年4月にランド研究所と峨山政策研究院が発表した研究結果によると、北朝鮮は2020年に核兵器67~116個を保有し、毎年12~18発ずつ生産することができる。北朝鮮が近く7回目の核実験をすれば、実戦用の戦術核もつくることが可能と予想される。

◆崖っぷちの独裁者の誤った判断

プーチンと金正恩の共通点は、核兵器が戦争予防のための抑止用でなく政権維持のために恣意的な判断に基づいて先制攻撃用として使用する可能性があるという点だ。すでに多数の人命を殺傷したり国民を抑圧したりして独裁をしている2人の人物は「凡庸な悪」と変わらない。凡庸な悪とは、第2次世界大戦当時にナチスドイツの親衛隊だったアイヒマンが数百万人のユダヤ人虐殺を主管しても一抹の良心の呵責を感じず平凡な人間のように行動したことをいう用語だ。ドイツ出身のユダヤ人政治哲学者ハンナ・アーレントが命名した。

問題は、こうした独裁者が自身の誤った判断による失敗をもみ消すためにさらに重大な誤謬を犯す点だ。核兵器による悪行だ。その結果は無辜の人命の大量殺傷と破壊につながる。こういう人たちには常識や正常な思考と交渉が通じない。

政府と軍当局がやるべきことは明確だ。文在寅(ムン・ジェイン)前政権のように北朝鮮非核化を対話で解決できるという期待は当分やめなければいけない。米国の核の傘が含まれた拡大抑止力の実行力を高めるのはもちろん、韓国軍の対応力が何よりも重要だ。キルチェーンと韓国型ミサイル防衛体系、大量反撃報復の3軸体系と有事に備えた民防衛体系を確実に整えることが解決法となる。北朝鮮が核で挑発すれば国民をまず保護し、北朝鮮の核と戦争指導部を確実に除去できる能力の確保だ。そうしてこそ北朝鮮の核を抑止し、平和が維持される。独裁者は自身が崖っぷちに追い込まれたと認識するまで悪行をやめない。歴史が示している。

▼キルチェーン(Kill Chain)=北朝鮮の核兵器に対応するための作戦で「探知→識別→決心→打撃」からなる。韓国軍のミサイル・戦闘機などが動員される。

キム・ミンソク/軍事安保研究所選任委員


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