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文前大統領「北朝鮮、ミサイル挑発中断を…モラトリアムの約束守るべき」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

2018年9月20日、当時韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が白頭山天池(ペクドゥサン・チョンジ)に立って記念撮影をしている。[写真 平壌(ピョンヤン)写真共同取材団]

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)前大統領は10・4共同宣言15周年を記念して「北朝鮮はミサイル挑発を中断して、モラトリアムの約束を守らなければならない」と述べた。

文前大統領は4日、フェイスブックに「韓半島(朝鮮半島)を中心に北東アジアとアジア、さらに世界の平和と繁栄の道を構成した10・4共同宣言の遠大な抱負を南北が共に再確認しなければならない」と明らかにした。

文前大統領は「南北首脳は10・4宣言を通じて南北関係と平和繁栄の大胆な構想を明らかにした」としながら「恒久的な平和体制と繁栄の経済共同体に進むための具体的で実践可能な約束」だったと述べた。


続いて「残念ながらその精神は次の政府につながらなかった」としながらも「韓半島の平和と共生繁栄の道はあきらめることができない夢」と強調した。

文前大統領は「10・4宣言の精神は再び4・27板門店(パンムンジョム)宣言と9・19平壌(ピョンヤン)共同宣言で蘇り、もう一歩さらなる前進を成し遂げた」と付け加えた。

文前大統領は「今再び韓半島状況が非常に不安だ」とし「揺れる世界秩序の中で周辺強大国の角逐が深刻化していて、南北間対話の断絶も長期化している」と述べた。

だが「再び始めなければならない。韓半島の運命の主人は私たち」とし「周辺強大国に依存して従属するのではなく、徹底的に国益と平和の価値を優先して南北関係を復元していかなければならない」と明らかにした。

あわせて「南北ともにこれ以上状況を悪化させるのをやめて対話の摸索に出るよう求める」と述べた。

最後に文前大統領は「盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が陸路で禁断の線を越えて北の方の地を踏んだその日の感激を記憶している」としながら「10・4共同宣言の精神を復活させ、共存共生と平和繁栄に向かって揺れることなく進むよう期待する」と明らかにした。



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