「一昨日にはピョンとピョンと飛び跳ねて輝いていたのに、昨日から突然死んだ」
3日午前11時30分ごろ、慶尚南道昌原市馬山合浦区(キョンサンナムド・チャンウォンシ・マサンハッポグ)の3・15海洋ヌリ公園。散歩に出かけたチャンさん(67)が公園前の馬山湾で大量死しているニシンの子の群れを見てこのように話した。海洋ヌリ公園を中心に2~3キロにわたってのびる馬山湾海岸の至るところに、10~15センチほどの大きさのニシンの斃死体が大量に水面に浮いていた。海上では海洋浮遊ごみを清掃する清港船(69トン級)がニシンの斃死体を回収しに回っていた。
公園すぐ近くの「金朱烈(キム・ジュヨル)烈士の遺体引揚地」がある中央埠頭には、清港船からグラップルクレーン車(7.5トン級)を通じて移動された100キログラムの麻袋11袋がうずたかく積まれていた。ニシン斃死体が詰め込まれた麻袋からは海水と一緒に赤黒い血液が流れて出ていた。腐敗が進んでいるのか、腐った生臭いにおいが鼻を刺した。
グラップルクレーン車を運転していた昌原海洋警察署所属の民間救助隊キムさん(58)は「50年以上馬山に住んでいるが、ニシンの群れがこのように死んでいるのは初めて見た」と話した。
◆3日間で回収したニシンの斃死体「19トン」…「今日も10トン超えそう」
この日、昌原市は昌原近海4カ所で海洋水産部傘下の海洋環境工団、漁民などに所属する200人余りと清港船1隻、漁船6隻、車両7台を投じてニシン斃死体を回収していると明らかにした。
昌原市によると、先月30日、馬山合浦区亀山面(クサンミョン)海洋ドラマセット場の沖合で初めてニシンが大量死しているところが見つかった。翌1日には馬山合浦区鎮東面(チンドンミョン)トマン港やタグ港、2日には海洋ヌリ公園沖でニシンが大量死していると市民が通報した。すべて海洋ヌリ公園から直線距離にして10キロメートル前後に位置したところだ。
昌原市が海洋汚染を防ぐために、関連機関や漁民と協力して先月30日から2日までに回収したニシン斃死体だけで19トンにのぼる。海洋ヌリ公園(9トン)で最も多くの斃死体が回収され、ついでタグ港(4トン)、トマン港(3トン)、海洋ドラマセット場(3トン)となった。
昌原市水産課関係者は「海洋ヌリ公園がある馬山港だけで今日も10トンほどになりそうだ」とし「残りの斃死体発見地点でも回収作業が続いている」と述べた。
◆「海洋汚染」から「漁民が捨てた」まで…各種推測が飛び交う
昌原では珍しいニシンの大量死が発生し、その原因を巡り各種推測が飛び交っている。海水温の一時的な変化、貧酸素水塊(酸素不足の水塊り)などの自然的なものとあわせて、海洋汚染や漁民が捨てたなど人為的な原因まで多種多様だ。魚類の大量死は一般的に数種類の魚類が一つの場所で発生するが、今回の大量死はニシン1種類だけが複数の地域で散発的に現れ、その原因を特定するのが難しいというのが昌原市の説明だ。
昌原市はまず、ニシン斃死体と斃死体が見つかった海水試料を国立水産科学院に送って精密分析を依頼した。同時に科学院に現場調査を要請し、早ければ4日か5日に該当調査が実施される見通しだ。市関係者は「さまざまな可能性を排除しないでいるが、どれ一つとして中途半端に断定することはできない」とし「専門機関の現場調査が急がれる」と話した。
3日午前11時30分ごろ、慶尚南道昌原市馬山合浦区(キョンサンナムド・チャンウォンシ・マサンハッポグ)の3・15海洋ヌリ公園。散歩に出かけたチャンさん(67)が公園前の馬山湾で大量死しているニシンの子の群れを見てこのように話した。海洋ヌリ公園を中心に2~3キロにわたってのびる馬山湾海岸の至るところに、10~15センチほどの大きさのニシンの斃死体が大量に水面に浮いていた。海上では海洋浮遊ごみを清掃する清港船(69トン級)がニシンの斃死体を回収しに回っていた。
公園すぐ近くの「金朱烈(キム・ジュヨル)烈士の遺体引揚地」がある中央埠頭には、清港船からグラップルクレーン車(7.5トン級)を通じて移動された100キログラムの麻袋11袋がうずたかく積まれていた。ニシン斃死体が詰め込まれた麻袋からは海水と一緒に赤黒い血液が流れて出ていた。腐敗が進んでいるのか、腐った生臭いにおいが鼻を刺した。
グラップルクレーン車を運転していた昌原海洋警察署所属の民間救助隊キムさん(58)は「50年以上馬山に住んでいるが、ニシンの群れがこのように死んでいるのは初めて見た」と話した。
◆3日間で回収したニシンの斃死体「19トン」…「今日も10トン超えそう」
この日、昌原市は昌原近海4カ所で海洋水産部傘下の海洋環境工団、漁民などに所属する200人余りと清港船1隻、漁船6隻、車両7台を投じてニシン斃死体を回収していると明らかにした。
昌原市によると、先月30日、馬山合浦区亀山面(クサンミョン)海洋ドラマセット場の沖合で初めてニシンが大量死しているところが見つかった。翌1日には馬山合浦区鎮東面(チンドンミョン)トマン港やタグ港、2日には海洋ヌリ公園沖でニシンが大量死していると市民が通報した。すべて海洋ヌリ公園から直線距離にして10キロメートル前後に位置したところだ。
昌原市が海洋汚染を防ぐために、関連機関や漁民と協力して先月30日から2日までに回収したニシン斃死体だけで19トンにのぼる。海洋ヌリ公園(9トン)で最も多くの斃死体が回収され、ついでタグ港(4トン)、トマン港(3トン)、海洋ドラマセット場(3トン)となった。
昌原市水産課関係者は「海洋ヌリ公園がある馬山港だけで今日も10トンほどになりそうだ」とし「残りの斃死体発見地点でも回収作業が続いている」と述べた。
◆「海洋汚染」から「漁民が捨てた」まで…各種推測が飛び交う
昌原では珍しいニシンの大量死が発生し、その原因を巡り各種推測が飛び交っている。海水温の一時的な変化、貧酸素水塊(酸素不足の水塊り)などの自然的なものとあわせて、海洋汚染や漁民が捨てたなど人為的な原因まで多種多様だ。魚類の大量死は一般的に数種類の魚類が一つの場所で発生するが、今回の大量死はニシン1種類だけが複数の地域で散発的に現れ、その原因を特定するのが難しいというのが昌原市の説明だ。
昌原市はまず、ニシン斃死体と斃死体が見つかった海水試料を国立水産科学院に送って精密分析を依頼した。同時に科学院に現場調査を要請し、早ければ4日か5日に該当調査が実施される見通しだ。市関係者は「さまざまな可能性を排除しないでいるが、どれ一つとして中途半端に断定することはできない」とし「専門機関の現場調査が急がれる」と話した。
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