国連北朝鮮人権状況特別報告者のエリザベス・サルモン氏が、2020年北朝鮮軍によって殺害された海洋水産部の公務員、故イ・テジュンさんの息子に手紙を送り、「事実を明らかにして悲劇の再発を防ぐための遺族の努力を支持する」と伝えた。
◆「越北者の烙印、辛かっただろう」
26日、遺族側によると、サルモン氏は23日、イさんの息子に送った手紙で「お父さんに押された烙印(stigma)のせいでどれほど辛かったか聞いた」とし「事件の経緯を把握して正義を追求するために遺族がこれまで傾けた努力についてもよく知っている」と明らかにした。これに先立ち、サルモン氏は訪韓中だった今月3日、イ・テジュンさんの兄イ・レジンさんら遺族に会った。この席で遺族側は文在寅(ムン・ジェイン)政府がイ・テジュンさんを当初「越北者」と規定した点などについて指摘したという。政府の「越北」の判断は尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府になって覆り、今年6月、海洋警察次元での謝罪が行われた。
サルモン氏はまた「真相を糾明して同じ悲劇が繰り返されないように遺族と韓国政府の努力を支持する」と明らかにした。
あわせて「遺族と国際社会の間をつなぎ役になりたい」とも述べた。
◆息子の手紙に対して2カ月後に返事
この日公開された手紙は、これに先立って先月2日、イさんの息子がサルモン氏に「人の命をコロナウイルス扱いした北朝鮮の形態は明確に消えなければならない」と書いて送ったものに対する返事だ。当時、書簡でイさんの息子は「文在寅政府は(父に)越北者という汚名まで着せてその死を正当化し、真の謝罪が一言もない北朝鮮の肩を持った」と批判した。
遺族側法律代理人であるキム・ギユン弁護士によると、イさんの息子はサルモン氏の返事を受け取った後、「父の悲劇的な死に対する家族の痛みに共感してくれてありがたく思った」とし「父のような悲劇が再び発生しないように北朝鮮人権特別報告官が役割を果たすという強い意志が感じられて安心した」と話した。続いて「ただし人権を重要視するという大韓民国に住みながらも国際社会に訴えなければならないという現実に心が痛かった」と付け加えた。
一方、前日である25日から韓米の北朝鮮人権関連団体が、1週間にわたり共同で開く「北朝鮮自由週間」が始まった。このため、米国内70個余りの北朝鮮人権関連民間団体連合「北朝鮮自由連合」のスーザン・ショルティ代表が24日に訪韓した。毎年4月に開催されているが、今年は新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)などの余波で今月に延期されていた。
◆「越北者の烙印、辛かっただろう」
26日、遺族側によると、サルモン氏は23日、イさんの息子に送った手紙で「お父さんに押された烙印(stigma)のせいでどれほど辛かったか聞いた」とし「事件の経緯を把握して正義を追求するために遺族がこれまで傾けた努力についてもよく知っている」と明らかにした。これに先立ち、サルモン氏は訪韓中だった今月3日、イ・テジュンさんの兄イ・レジンさんら遺族に会った。この席で遺族側は文在寅(ムン・ジェイン)政府がイ・テジュンさんを当初「越北者」と規定した点などについて指摘したという。政府の「越北」の判断は尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府になって覆り、今年6月、海洋警察次元での謝罪が行われた。
サルモン氏はまた「真相を糾明して同じ悲劇が繰り返されないように遺族と韓国政府の努力を支持する」と明らかにした。
あわせて「遺族と国際社会の間をつなぎ役になりたい」とも述べた。
◆息子の手紙に対して2カ月後に返事
この日公開された手紙は、これに先立って先月2日、イさんの息子がサルモン氏に「人の命をコロナウイルス扱いした北朝鮮の形態は明確に消えなければならない」と書いて送ったものに対する返事だ。当時、書簡でイさんの息子は「文在寅政府は(父に)越北者という汚名まで着せてその死を正当化し、真の謝罪が一言もない北朝鮮の肩を持った」と批判した。
遺族側法律代理人であるキム・ギユン弁護士によると、イさんの息子はサルモン氏の返事を受け取った後、「父の悲劇的な死に対する家族の痛みに共感してくれてありがたく思った」とし「父のような悲劇が再び発生しないように北朝鮮人権特別報告官が役割を果たすという強い意志が感じられて安心した」と話した。続いて「ただし人権を重要視するという大韓民国に住みながらも国際社会に訴えなければならないという現実に心が痛かった」と付け加えた。
一方、前日である25日から韓米の北朝鮮人権関連団体が、1週間にわたり共同で開く「北朝鮮自由週間」が始まった。このため、米国内70個余りの北朝鮮人権関連民間団体連合「北朝鮮自由連合」のスーザン・ショルティ代表が24日に訪韓した。毎年4月に開催されているが、今年は新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)などの余波で今月に延期されていた。
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