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【コラム】対北朝鮮ビラめぐる葛藤、解決策はないのか=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

自由北韓運動連合は5日、医薬品などを前日に江華島から北朝鮮に送ったと主張し、写真を公開した。 [写真=自由北韓運動連合]

脱北者団体の対北朝鮮ビラ散布で境界地域の緊張が高まっている。北朝鮮の相次ぐ脅迫の中でも対北朝鮮ビラ散布が続いているからだ。このため地域の住民の不安感は日々高まっている。現行法上、対北朝鮮ビラ散布は違法だ。北朝鮮は先月10日、韓国から北朝鮮に新型コロナウイルスが伝播したと主張し、強力な報復を明らかにした。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の妹・金与正(キム・ヨジョン)労働党副部長は全国非常防疫総和会議の演説で「前線付近の地域が(コロナ)初期発生地という事実は、南朝鮮のものと疑わざるを得ない。変なものが悪性ウイルス流入の媒介物と見るのは当然だ」と述べたと、朝鮮中央通信が先月11日報じた。「変なもの」とは保守民間団体が飛ばす対北朝鮮ビラを意味する。韓国統一部の当局者は「北がコロナウイルス流入経路に関連して根拠のない主張を繰り返しながら我々に無礼で威嚇的な発言をしたことに強い遺憾を表す」と述べた。北朝鮮は7月1日にも韓国発の対北朝鮮ビラによるコロナ流入説を提起した。こうした緊迫した状況で脱北者団体の対北朝鮮ビラ散布が最近また行われた。北朝鮮の直接的で過激な脅迫に緊張していた地域住民は強い不安を感じている。脱北者団体の自由北韓運動連合は5日、新型コロナ克服に必要な医薬品と物品を大型風船にぶら下げて北朝鮮に送ったと主張した。この団体は「前日、仁川(インチョン)の江華島(カンファド)のある場所から大型風船20個を北に飛ばして送った」として写真と映像を公開した。同団体は6月5日と28日、7月6日にもビラやマスクが入った風船を境界地域から北側に飛ばしたと主張した。京畿道(キョンギド)漣川(ヨンチョン)・坡州(パジュ)・金浦(キンポ)、仁川江華島など境界地域の多くの住民と自治体は対北朝鮮ビラ散布に反対している。休戦から70年間、境界地域の住民は対北朝鮮ビラが散布されるたびに南北間の緊張と軍事的衝突の可能性が極端に高まり、不安に苦しんでいるという理由を挙げる。地域住民は対北朝鮮ビラ散布の違法性も指摘する。地域住民の生命と安全のために制定、施行中の「対北朝鮮ビラ禁止法」に背くという主張だ。しかし憲法と人類の普遍的価値である表現の自由を制限する対北朝鮮ビラ禁止法は廃止されるべきだという反対論理も強い。このような場合、政府は現実的な運用の妙を考える必要がある。対北朝鮮ビラ散布の必要性が認められるなら実定法を改正し、そうでないと判断するのなら強力に取り締まらなければいけない。政府の明確な立場の整理が必要な状況だ。チョン・イクジン/社会2チーム記者

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