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韓米、「EV差別」議論機構の構成に合意…時点は未定

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

韓国産業通商資源部の安徳根(アン・ドクグン)通商交渉本部長(右)が7日、ワシントンDCの米通商代表部(USTR)でキャサリン・タイ代表と握手を交わしながら挨拶をしている。[写真 産業通商資源部]

韓国産業通商資源部の安徳根(アン・ドクグン)通商交渉本部長は7日(現地時間)、米通商代表部(USTR)と韓国製電気自動車(EV)差別問題を議論する協議体を構成することで合意したと明らかにした。

安本部長はこの日、ワシントンDCでキャサリン・タイUSTR代表との会談直後に記者団に会って「USTRとこの問題の解決に向けた二国間の協議チャネルを開始することで合意した」とし「二国間協議体の構成を今日(合意)して、これに対する具体的な協議を開始することにした」と明らかにした。USTRは1時間後に配布した発表文で「両者はEV問題に関する関与(engagement)チャネルを開けておくことを約束した」と伝えた。

外交において「関与」とは通常的に相手と対話を継続して問題に関係して参加するという意味だ。「協議体の構成」よりは緩い形のものと認識されている。韓米がそれぞれ異なる用語を使うことによってEV問題を巡って温度差があると解釈できる部分だ。


韓米間の議論チャネルがいつ稼動するかは決まっていない。安本部長は「できるだけ早い期間内に協議する」としながらも具体的な協議開始時点を尋ねる質問には答えなかった。安本部長は、米国政府がインフレ抑制法を発効して北米(米国・カナダ・メキシコ)で最終組立を行ったEVだけに税制の恩恵を与えて韓国をはじめとする外国製EVを排除したことに対して抗議し、対策を用意するために米国を訪問している。

安本部長は8~9日に米国カリフォルニア州ロサンゼルス(LA)で開かれるインド太平洋経済枠組み(IPEF)長官級会議にも出席する。今年5月の発足後、初めての対面長官会議に参加14カ国の長官が全員出席する。今回の会議で、米国は参加国と共に食糧・工業製品などに関連したグローバルサプライチェーン(供給網)を強化してグローバル貿易規範に基づいた経済秩序を構築することを強調し、中国に対する牽制(けんせい)の立場を明確に打ち出す見通しだ。

◆韓米拡張抑制戦略協議体、16日に会議

韓国外交部と国防部は8日、「第3回韓米外交・国防(2プラス2)高位級拡張抑制戦略協議体(EDSCG)会議が今月16日、米国ワシントンDCで開催される予定」と明らかにした。

韓米は2018年1月以降、4年8カ月ぶりにEDSCG会議を開催する。今回の会議に韓国からは趙賢東(チョ・ヒョンドン)外交部第1次官と申範チョル(シン・ボムチョル)国防部次官が、米国からはボニー・ジェンキンス国務次官(軍備管理・国際安全保障担当)とコリン・カール国防次官(政策担当)が首席代表として参加する。

拡張抑制は同盟国が敵対国の核攻撃の威嚇を受ける場合、米国が核の傘・ミサイル防衛体系・在来式武器を動員して米国本土と同じ水準の抑制力を提供するという概念だ。



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