運転体験施設と先端走行試験場が結合した韓国最大規模のドライビングセンターが７日にオープンした。現代自動車グループはこの日、忠清南道（チュンチョンナムド）の泰安郡（テアングン）で「ＨＭＧドライビングエクスペリエンスセンター」のオープン記念式を行ったと明らかにした。

現代自動車グループの鄭義宣（チョン・ウィソン）会長はあいさつを通じ、「ＨＭＧドライビングエクスペリエンスセンターは未来モビリティの可能性を顧客の日常として実現しようというグループの意志を込めている。アジア最大規模、最高の走行コースを保有するこのセンターで訪問客に新しく革新的なドライビング経験を提供する予定」と話した。

◇３０００坪の建物には新車展示スペースも


ＨＭＧドライビングエクスペリエンスセンターは韓国テクノリング走行試験場１２６万平方メートルの敷地内に建設された。走行体験施設は合計８つのコースで構成される。乾いた路面やジグザグで通過するコース、スポーツ多目的車（ＳＵＶ）向けに傾斜路と砂利道、水路があるオフロードコースなどだ。専門ドライバーとともに限界走行も参加できる。

走行試験場内には２階建て１万２２３平方メートル規模の顧客専用建物も建てられた。建物内には新車とコンセプトカー展示スペースも設けられた。自動車走行をゲームのように楽しめるシミュレーター体験施設もある。ＨＭＧドライビングエクスペリエンスセンターは１６日から一般顧客を対象に公開される。年間１万５０００人が基礎から高性能車専用、オフロードとドリフト、電気自動車など多様な走行プログラムを体験できる。

この日の開館式には忠清南道（チュンチョンナムド）の金泰欽（キム・テフム）知事、与党「国民の力」の成一鍾（ソン・イルジョン）議員、泰安郡の賈世魯（カ・セロ）郡守、鄭義宣会長、ハンコック・アンド・カンパニーグループの趙顕範（チョ・ヒョンボム）会長らが参加した。