韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官
朴長官はこの日午前、仁川(インチョン)空港で記者らに対し「昨年、韓国とモンゴルが戦略的パートナー関係に格上げされた後、初めてとなる外交長官の訪問」とし「尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が両国関係発展のために送る親書をフレルスフ大統領に伝達する予定」と述べた。
朴長官は今回のモンゴル訪問の3つの目的を説明し、モンゴルとの「価値連帯」を最も先に言及した。朴長官は「モンゴルは北東アジアの戦略的要衝地であり、民主主義や人権など普遍的価値を共有する国」とし「まず韓国・モンゴル間の価値連帯を強化していく」と述べた。続いて「モンゴルは域内の自由と平和と繁栄のために共に連帯すべきパートナー」と強調した。
朴長官は「両国間の経済安保分野で実質的な協力を深めたい」とし「世界10大資源富国のモンゴルとのサプライチェーン安定化、多角化のための協力を深めていく考え」と話した。また「韓半島(朝鮮半島)と北東アジアの平和と安定のための協力を強化する」とし「南北の修交国であるモンゴルを対象に『大胆な構想』など尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の対北政策への支持と建設的な役割を要請する」と伝えた。
朴長官はこの日午後、モンゴルの首都ウランバートルに到着した後、「モンゴルのシュヴァイツァー」と呼ばれた独立活動家、李泰俊(イ・テジュン)先生の記念公園に献花し、モンゴル公式訪問日程に入った。李泰俊先生は1914年にモンゴルに渡り、「同義医局という病院を開院して伝染病の退治に努力し、モンゴルの最後の王ボグド・ハーン8世の医師を務めた。2001年に記念公園が開館された後、李泰俊先生は両国の友好の象徴となった。
朴長官は訪問2日目の29日には両国外相会談に続き、フレルスフ大統領ら主要指導者を表敬訪問する。
モンゴルは中国とロシアの間に位置した民主主義国家。最近、米中の競争と米露の葛藤が激しくなった中、主要国外交ラインのモンゴル訪問が続いている。4月に林芳正外相、7月にラブロフ露外相、8月に王毅中国外交担当国務委員兼外相がモンゴルを訪問した。ダニエル・クリトンブリンク米国務次官補(東アジア太平洋担当)も先週、モンゴルを経由して訪韓した。主要国がモンゴルの戦略的重要性に共感しているという意味と解釈される。
韓国外交当局者も「今回の訪問は民主主義と人権の価値を共有するモンゴルとの2国間関係の発展が中心軸」とし「国際問題での協力だけでなく、尹錫悦政権の外交安保政策、特に韓半島政策に対する支持を確保することを目的にしている」と伝えた。続いて「モンゴルは南北の修交国であり、北とも強い伝統的友好関係を維持していて、韓半島問題でモンゴルの支持と役割を確保することは非常に重要」と説明した。
梨花女子大国際学部の朴仁フィ(パク・インフィ)教授は「モンゴルの地政学的・戦略的・経済的な価値が高まったという点にはいかなる異見もない」とし「特に尹錫悦政権初期から大統領の親書を外交長官を通じて伝達するなどモンゴルに注力するのは、前政権で限界として指摘を受けてきた中国・モンゴルとの実質的外交成果を早期に出すための布石と理解される」と話した。
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