米元プロボクサーのマイク・タイソン氏が配信するポッドキャストに出演し、訪朝当時の状況を説明する元NBA選手デニス・ロッドマン氏[ユーチューブ キャプチャー]
米NBC放送は21日(現地時間)、ロッドマン氏が前日ワシントンDCのある食堂で記者に会い、「彼(グリナー氏)を助けるためロシアに行くよう許可を得た」とし、今週中にロシア訪問を計画中だと報じた。
ロッドマン氏は2018年、北朝鮮に抑留された韓国系米国人ケネス・ペ氏の釈放を自分が助けたと主張してきた。
これに先立ち、ロッドマン氏は2014年にロシア・モスクワを訪問した後、ロシアのプーチン大統領について「クールだ」と評価した。今回も「私はプーチン大統領についてよく知っている」とし、グリナー氏の釈放問題を解決する自信を示したという旨でNBCは伝えた。
現在、米国は今年2月のロシアのウクライナ侵攻以降、ロシアに強力な制裁を加えてロシアに対抗して戦うウクライナを支援し、ロシアと心地悪い関係を続けている。
こうした中、グリナー氏がロシアで麻薬所持の疑いで抑留された後、最近懲役9年刑を言い渡され、米露間の緊張がさらに高まるだろうという国際社会の観測が出た。
両国は、グリナー氏をはじめ、ロシアに抑留されている米国人と米国に収監されているロシア人の収監者の交換について意見を交わす予定だと知られたが、まだ大きな進展はない状況だ。
一方、ロッドマン氏はここ10年間、北朝鮮の金正恩(キム·ジョンウン)国務委員長と緊密な関係を誇示し、何度も北朝鮮を訪問して金正恩氏に会ったことがある。
彼は2018年6月、ドナルド・トランプ元米大統領がシンガポールで金委員長と初めて首脳会談を行う際、現場に現れたりもした。
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