北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)労働党副部長
尹大統領が15日の光復節(解放記念日)の演説で「大胆な構想」を具体化してから4日後、全面的に拒否するという意思を公開的に明らかにしたのだ。
金副部長はこの日、北朝鮮労働党機関紙の労働新聞の1面に掲載された「空しい夢を見るな」と題した談話で、「大胆な構想」について「青い海を干して桑畑をつくるほど実現とかけ離れた愚かさの極致」とし「(南側が)今後またどんな騒がしい構想をして扉を叩くのかは知らないが、私たちは決して相手しないことを明確にする」と強調した。また「李明博(イ・ミョンバク)政権当時の対北朝鮮政策である『非核・開放3000』のコピー版にすぎない」とし「歴史のゴミ箱に放り込まれた対北朝鮮政策を写して『大胆』という表現まで付けたのは実に馬鹿らしい」と指摘した。
これに対し大統領室はこの日午前、「金与正談話関連の大統領室の立場」を通じて、「大統領の実名を挙げて無礼な言葉を続け、我々の大胆な構想を歪曲して核開発意思を持続的に表明したのは極めて遺憾」と反論した。続いて「北のこうした態度は自国の未来だけでなく韓半島(朝鮮半島)の平和と繁栄にも決して役に立たず、国際社会で孤立を深めるだけ」とし「大胆な構想を通じて北の非核化と南北関係発展を追求するという我々の立場に変化はなく、北が自重して熟慮することを促す」と明らかにした。
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