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トランプ大統領「ぞっとすることが起きるかも」…FBI捜査に警告

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ドナルド・トランプ前米大統領

ドナルド・トランプ前米国大統領が自宅に対する米連邦捜査局(FBI)の家宅捜索に関連し、「ぞっとすることが起きるかもしれない」と警告した。

トランプ氏は15日(現地時間)、FOXニュースデジタルのインタビューで「人々はいま起きていることに強い怒りを感じている。この国で(葛藤の)温度を下げなければならないため、我々ができることは何でもする」と述べた。続いて「そうしなければぞっとすることが起きるだろう」と主張した後、「米国人はさらなる詐欺を許さないはず」とも話した。

これは家宅捜索令状の内容まで公開した捜査当局に対し、自分をさらに圧迫すれば激昂した支持者が何をするか分からないという脅迫性の発言と解釈できる。


トランプ前大統領はインタビューの間、何度かの家宅捜索で「米国に以前に見られなかったほどの強い怒りが生じている」と強調した。その一方で「(葛藤緩和のために)我々にできることがあれば、私と私の側近は確実にそのようにする」と伝えた。支持者の反応が自身の手にかかっているという意味と解釈される。

米FBIが8日、ホワイトハウス機密文書不法搬出容疑でトランプ氏のマールアラーゴの自宅を家宅捜索して以降、トランプ氏の支持者の物理力行使に対する懸念が出ている状況だ。

15日のロイター通信などによると、米FBIと国土安全保障省(DHS)は内部掲示板を通じて、トランプ氏の自宅の家宅捜索以降、連邦法執行機関に対する脅迫が強まっているとして、合同警報を発令した。この警報によると、米FBI本部の前に爆弾を設置するという脅迫のほか、家宅捜索令状を承認した連邦判事と家宅捜索に参加したFBI要員に対する身辺の脅威もある。

ソーシャルメディアには「武装反乱」を扇動する暴力的なコメントが相次いでいる。実際、11日には42歳の男が攻撃を予告した後、武装してFBIシンシナティ支部の建物に侵入しようとし、警察の銃に撃たれて死亡する事件が発生した。

トランプ氏は2020年大統領選挙の結果を否定し、1月6日に議会乱入事態を扇動した容疑も受けている。トランプ氏は今回のインタビューで、FBIが家宅捜索を通じて証拠を捏造した可能性があるという主張を繰り返した。

一方、FBIはトランプ氏の自宅を家宅捜索し、最高レベルの機密特殊情報(SCI)1件など11件の機密文書を確保したと、海外メディアは伝えた。



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