日本の岸田文雄首相が15日、新型コロナウイルスのすべての感染者を確認する「全数把握」の見直しを検討するよう指示した。現在日本で「2類感染症」に指定された新型コロナウイルスをインフルエンザと同じ水準である「5類感染症」に引き下げることも考慮する。
16日の読売新聞によると、岸田首相は前日に厚生労働相らが参加する新型コロナウイルス関係閣僚会議ですべての感染者と濃厚接触者を把握する新型コロナウイルス防疫システムを見直すよう提案した。現在日本で新型コロナウイルスは感染症法上の危険度に基づく5段階の区分のうち2番目に高い「2類」に分類されている。2類には結核や重症急性呼吸器症候群(SARS)など症状が深刻な感染症が含まれている。2類感染症の場合、医療機関と保健所がすべての患者を見つけて当局に報告しなければならず、濃厚接触者を把握して隔離などの措置をしなくてはならない。
日本政府に新型コロナウイルス政策を諮問する新型コロナウイルス対策分科会は今月初めに「新型コロナウイルス感染者をすべて確認する全数把握を見直して入院患者など重症化リスクがある人と死亡者だけ把握すべき」と政府に提案した。オミクロン株が主流になり死亡率が大幅に低下したのに新型コロナウイルスが2類に属しており過度な防疫措置が要求され医療機関の負担が深刻な状況というのが理由だ。
新型コロナウイルスが季節性インフルエンザと同じ等級である5類感染症になれば患者全数調査や濃厚接触者把握、入院勧告などが不要になる。医療機関は重症患者や重症化リスクが高い患者の診療にだけ力を注げるようになる。だが感染症等級が低くなると国が負担する医療費を個人が負担しなければならなくなり、医療費支出を避けようとする感染者が診療を受けずさらに大きな流行に広がりかねないという懸念も出ている。
16日の読売新聞によると、岸田首相は前日に厚生労働相らが参加する新型コロナウイルス関係閣僚会議ですべての感染者と濃厚接触者を把握する新型コロナウイルス防疫システムを見直すよう提案した。現在日本で新型コロナウイルスは感染症法上の危険度に基づく5段階の区分のうち2番目に高い「2類」に分類されている。2類には結核や重症急性呼吸器症候群(SARS)など症状が深刻な感染症が含まれている。2類感染症の場合、医療機関と保健所がすべての患者を見つけて当局に報告しなければならず、濃厚接触者を把握して隔離などの措置をしなくてはならない。
日本政府に新型コロナウイルス政策を諮問する新型コロナウイルス対策分科会は今月初めに「新型コロナウイルス感染者をすべて確認する全数把握を見直して入院患者など重症化リスクがある人と死亡者だけ把握すべき」と政府に提案した。オミクロン株が主流になり死亡率が大幅に低下したのに新型コロナウイルスが2類に属しており過度な防疫措置が要求され医療機関の負担が深刻な状況というのが理由だ。
新型コロナウイルスが季節性インフルエンザと同じ等級である5類感染症になれば患者全数調査や濃厚接触者把握、入院勧告などが不要になる。医療機関は重症患者や重症化リスクが高い患者の診療にだけ力を注げるようになる。だが感染症等級が低くなると国が負担する医療費を個人が負担しなければならなくなり、医療費支出を避けようとする感染者が診療を受けずさらに大きな流行に広がりかねないという懸念も出ている。
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