池大雅の富士山の真景山水画。[写真 朱明善さん]
作品の大きさは20号(48センチ×37.2センチ)で、池大雅の作品のうち富士山を最も至近距離から描いた作品として評価される。社団法人「韓国古美術協会」はこの真景山水画が1723年~1776年の間に描かれた本物だと鑑定した。
日本の象徴である富士山を背景に、山の麓の松の木は皇室の繁栄を祈願している。作品の中の塔や寺院は江戸時代の建築様式と生活像を垣間見ることができるものとして評価される。
韓国人所蔵者の朱明善さんは公州(コンジュ)国立博物館や学術処などから寄贈の要請があったがすべて断ったと明らかにした。現在は競売などを通して作品の価値を調べ、本来の持ち主を探すことを希望している。
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