2017年、慶尚北道星州郡(キョンサンブクド・ソンジュグン)のTHAAD(高高度防衛ミサイル)基地に配備されたTHAAD発射台。[写真 写真共同取材団]
大統領室関係者はこの日午前、龍山(ヨンサン)大統領室ブリーフィングルームで記者団と会い、「昨日中国で韓国が三不一限を宣誓したという形でコメントを出したが、大統領室の立場は」との質問を受けてこのように答えた。
この関係者は「これに関連し、すでに外交部から回答があったものと理解している」としつつも「今一度言えることは(THAADは)安保主権関連の事案だという点」と強調した。
中国外交部の汪文斌報道官は前日、定例記者会見で「韓国政府は対外的に『三不一限』を政治的に公式表明した」と主張した。
「THAAD三不」は▼韓国にTHAADを追加配備しない ▼韓国が米国のミサイル防衛(MD)体系に参加しない ▼韓日米軍事同盟も結成しない--という文在寅(ムン・ジェイン)政府の方針をいう。また、三不に加えた「一限」はすでに韓国内に配備されているTHAADの運用制限を意味する。中国政府が「一限」に対して公式に言及したのは今回が初めてだ。
これに対して韓国国防部もこの日、中国のこのような主張は不適切だと指摘した。
◆「監察報道は監察内容なので確認できない」
大統領室関係者は最近発生した保安事故に関連し、大統領室が秘書官級参謀Aさんに対する解任を検討中という報道に関しては「業務性格上、特定事案、特定対象者に対する監察の有無などについてはお知らせすることはできない事項であることを理解してほしい」と述べた。
◆「朴敏英(パク・ミニョン)、個人問題は説明をもう少し聞いてみる」
この他に「国民の力の朴敏英報道官のイルべ(掲示板サイトの「日刊ベスト貯蔵所」の略)問題」に関しては「朴敏英さんが報道官室の職員であり青年報道官として能力をうまく発揮するか今後を見守る予定」としながら「個人に関する問題は説明をもう少し聞いてみたい」とした。
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