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スターバックスコリア、「サマーキャリーバック」発がん物質の通知を受けたにも贈呈

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

スターバックスの2022年夏の顧客贈呈品から有害物質が検出された「サマーキャリーバック」[写真 スターバックスコリア]

スターバックスコリアが顧客贈呈品「サマーキャリーバック」から有害化学物質であるホルムアルデヒドが検出されたという論議に対して、検査結果を発表して謝罪した。スターバックスは28日午後、立場文を出して「多くのお客様にご迷惑をおかけし、失望させた点に頭を下げて心よりお詫び申し上げる」と明らかにした。

同時に、ホルムアルデヒドの検出試験結果を発表した。スターバックスは22日国家専門公認試験機関に依頼して▼開封する前のキャリーバックサンプル5種6個(ブラック・ピンク・レッド・クリーム各1個、グリーン2個)と▼公開した後2カ月が過ぎたキャリーバック4種5個(ピンク・レッド・クリーム各1個、グリーン2個)に対する試験を進めた。

その結果、公開前製品の表面からは1キロ当り284~585ミリグラム(平均459ミリグラム)、内側からは1キロ当たり29.8~724ミリグラム(平均244ミリグラム)のホルムアルデヒド数値が検出された。開封後2カ月が過ぎた製品の場合、表面からは1キロ当たり106~559ミリグラム(平均271ミリグラム)と多少数値が落ち、内側からは検出されず、または1キロ当たり23.3ミリグラム程度の数値となった。


電気用品および生活用品安全管理法によると、家庭用繊維製品に対するホルムアルデヒドの安全基準値は下着や中衣類(ティーシャツ・ズボンなど)が1キロ当たり75ミリグラム以下、外衣類(ジャケットなどコート)と寝具類が1キロ当たり300ミリグラム以下などだ。表面に着るコートを基準にすると、開封前のスターバックスキャリーバックは安全基準値を超過する。

ただし、現行法上乳児や児童用製品でないカバン・クッション・座布団・カーテンなどはその他製品類とされて有害物質安全要件の適用対象から外される。カバンに分類されるキャリーバックの場合、満14歳以上使用推奨製品なのでホルムアルデヒド安全基準自体がなく、いくらが検出されようが法的に処罰したり回収したりする根拠がない。

ホルムアルデヒド検出事実をあらかじめ知っていたにもかかわらず、カバンを贈呈したという疑いに対しても立場を明らかにした。スターバックスは5月末「製品からイカのような臭いがする」という消費者の苦情があってメーカーに問い合わせたところ、メーカーからホルムアルデヒドが含まれていたという事実を通知された。

スターバックスは「当時の臭いの原因に集中してこれを認知することができなかった」として「今月初め、あるブログでキャリーバックからホルムアルデヒドが検出されたという主張があった時、メーカーに事実確認を要請してテスト機関に検査を依頼して試験を進めた」と明らかにした。その後、試験結果を交差確認するために自主的にサンプルを収集し、22日国家公認機関に直接検出を依頼して最終結果を受けたということだ。

スターバックスは今回の論議に関連した補償策も出した。まずサマーキャリーバックを受けた顧客に同じ数量で新たに製作した製品(未定)を提供するとした。これは来月末まで提供する飲料クーポン3枚とは別に提供され、生産日程により多少期間がかかるものとみられると伝えた。



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