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「BA.5に効果」韓国政府、モデルナの新ワクチン導入協議

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

モデルナのワクチン

韓国政府は米モデルナ社がオミクロン株変異の対応用として公開した改良ワクチンを許可するための事前検討に入った。保健当局は今年輸入する2300万回分のモデルナワクチンをこのワクチンで全量導入することを製薬会社などと協議しおり、年内接種が可能になるだろうという観測も出ている。

食品医薬品安全処は20日「モデルナ・コリア社が新型コロナワクチン『モデルナmRNA-1273.214』の非臨床・臨床テスト結果資料に対する事前検討をこの日に申請し、該当資料に対する検討に着手した」と明らかにした。

食品医薬品安全処によると、このワクチンは従来のワクチンと違い、2つの抗原(ウイルス)に対する免疫反応を刺激して作用する2価(抗原2個)ワクチンだ。ブースター(追加接種)用で、中国武漢で発見された新型コロナウイルスの原形とオミクロン株(BA.1)変異を同時に狙ったものだ。モデルナ側によると、このワクチンで4回目の接種を行うと、3回目接種をした場合よりBA.5に対する中和抗体(ウイルスを無力化して感染を予防する抗体)の濃度が6.3倍高いことが分かった。モデルナの新型コロナウイルス開発責任者、フランチェスカ・セディア氏は19日「多数の国に8月末までは供給する予定」と明らかにした。


疾病庁関係者は「今後このワクチンを中心にするか、もう少し待ってファイザーなどが開発するBA.4、BA.5用改良ワクチンなどにするか接種戦略についてさらに協議が必要な問題」と話した。



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