韓国銀行の李昌ヨン（イ・チャンヨン）総裁が１９日にイエレン米財務長官と会談する。

韓国銀行が１３日に明らかにしたところによると、李総裁は１５～１６日にインドネシアのバリ島で開かれる主要２０カ国（Ｇ２０）財務相・中央銀行総裁会議出席後に訪韓するイエレン財務長官と１９日に韓国銀行本館で面談する予定だ。

李総裁とイエレン長官は面談で、最近の世界経済と金融市場状況、世界的政策共助などについて４０分にわたり話し合う。


韓国銀行総裁と米財務長官の単独会談は２０１６年から約６年ぶりだ。２０１６年６月にルー財務長官は韓国銀行で李柱烈（イ・ジュヨル）総裁（いずれも当時）と非公開で面談を持った。

世界的な景気低迷への懸念と米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）の緊縮強化でウォン安ドル高が進む中で通貨スワップのような安定化案が話し合われるだろうとの分析が出ている。韓国銀行は「日程と同席者など具体的な事項は現在調整中」と説明した。

これに先立ち与党「国民の力」の成一鍾（ソン・イルジョン）政策委員長は１２日にラジオ番組に出演し、韓米通貨スワップ交渉に関して「（両国の議論の）テーブルに上がっているようではある」と話した。彼は「あまりにも秘密の部分なので（当局が）発表することはできない。為替相場防衛に向け国が持っているドルを市場で多く売却して（保有外国為替が）減っているだけに通貨スワップは必ずやらなければならない」と話した。