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【リムパック】密かに接近してミサイル爆撃…米国の「小さな漁船」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

韓国と米国をはじめとする多国籍海兵隊員が作戦討議をしている。 リムパック共同取材団

◆「WMD脅威勢力、リムパックの結束を見るべき」

8日に行われたリムパックのメディアデーでサミュエル・パパロ米太平洋艦隊司令官は「大量破壊兵器(WMD)で世界に脅威を与えたり、武力で国境を変えようとする勢力は、リムパックの結束をよく見るべきだ」と事実上、中国と北朝鮮に向けて警告した。韓国については「自国の領土を越えて秩序に基づく国際規則に寄与している」とし、「航行の自由」に代弁されるインド太平洋戦略で核心パートナーになることを希望するメッセージを出した。

今回のリムパックでもこうした米国の意図が反映された姿が何度か演出された。この日、真珠湾海兵隊基地(MCBH)内のピラミッドロック上陸海岸で実施された訓練も韓国軍の役割拡大と関係があるとみられる。


大型輸送艦「馬羅島(マラド)」(1万4500トン)に載せてきた海兵隊上陸突撃装甲車(KAAV)7台を動員したこの日の上陸訓練は韓国側が舵を取った。約120人の海兵が米軍約20人、そしてメキシコ、インドネシア、オーストラリア、マレーシア、スリランカの海兵と共同で連合作戦をした。

軍関係者は「今月中旬ごろ実施する本訓練の前に作戦を点検するレベルで予備訓練を実施した」とし「本訓練では海兵隊KAAVが前方地域の海岸に上陸する間、米海兵隊がMV-22オスプレイ垂直離着陸機を利用して後方地域に降りて包囲する形のシナリオを計画している」と説明した。

本訓練とは今回のリムパック期間の「遠征前進基地作戦」(Expeditionary Advanced Base Operation=EABO)を意味する。EABOは敵に奪われた島嶼地域を奪還するための一種の橋頭堡確保作戦だ。

これまで米軍は日本版海兵隊の陸上自衛隊水陸機動団とこうした作戦をしたことがある。韓国などの複数の国と作戦を合わせたのは今回が初めてだ。

一部では、米軍の未来上陸作戦といえるEABOが中国の台湾侵攻を牽制するほか、朝鮮半島の有事にも適用できると考えられている。韓米間の大規模な実機動連合訓練が復活すれば、国内での上陸訓練も変わるという見方も出ている。


<リムパック>密かに接近してミサイル爆撃…米国の「小さな漁船」ベール脱ぐ(1)

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