4日、龍山(ヨンサン)大統領室で日本経済団体連合会の代表団と会った尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領 [大統領室写真記者団]
韓悳洙(ハン・ドクス)首相も遺族に弔意を伝えた。この日午後、ソウル鍾路(チョンノ)保健所で新型コロナワクチンの4回目の接種を終えた後、記者らに対し「隣国の指導者が死去したというのは本当に残念だ」とし「北東アジアのために熱心に努力された方だった」と語った。その後しばらく言葉を続けられない姿もみられた。韓首相は「安倍元首相に個人的に会ったことがある」とし、2013年の世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)に安倍元首相と朴槿恵(パク・クネ)元大統領が出席した当時を回顧した。「安倍元首相はそこで韓日関係をいかなる形でも改善しようという意志を持っていた」とし「朴元大統領が基調演説する50分間は一番前の席に座り、演説と対談が終わるまで待って、朴元大統領と握手もして努力した姿が思い出される」と伝えた。
与野党も哀悼の意を表した。国民の力は許垠娥(ホ・ウンア)首席報道官が「謹んで故人の冥福を祈り、悲嘆に暮れている遺族と日本の国民に慰めの言葉を伝える」とし「安倍元首相は日本の歴史上、首相として再長期間在任した。アベノミクス経済政策はトーレードマークだった。長期沈滞に陥った日本経済の復興のために努力した政治家でもあった」と評価した。続いて「テロはいかなる理由でも正当化されない」とし「特に民主主義の祭典となるべき選挙をテロで染める行為は決して許されない蛮行」と糾弾した。