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開城の猛暑を伝える北朝鮮テレビ画面に見覚えある青いバス…意外な形で正体ばれる

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

2013年9月2日、開城工業団地の北側勤労者がバスに乗って退勤している。 写真共同取材団

開城(ケソン)工業団地の勤労者出退勤用として使用されていたバスを北朝鮮が無断で持ち出して市内バスとして運行している場面が、国営朝鮮中央テレビに登場した。朝鮮中央テレビは3日午後8時の報道で「一部の地域で高温現象が表れた」とし、当日の開城市内の風景を伝えた。

この日午後3時基準で開城の気温は33度、湿度は75%だった。蒸し暑さを伝える報道の画面には見覚えのあるバス1台が映っていた。

開城市ブクアン洞南大門付近を通過する青色の市内バスは、かつて開城工業団地の勤労者の通勤用として使用されたヒョンデ(現代自動車)「エアロシティ」と外観が一致する。


2016年2月に開城工業団地の稼働が全面的に中断したことで現地に残されたバスで、統一旗(韓半島旗・朝鮮半島旗)とヒョンデ(現代自動車)のロゴは同じ青の上塗りで隠されていた。このバスの走行コースが開城工業団地から5キロ離れた位置であるため、一般市内バスとして使用されているのではという見方が出ている。

北朝鮮が開城工業団地勤労者の通勤用バスを一般市内バスとして運行するのは南北投資保障合意書違反にあたる。南北は6・15南北共同宣言に基づき2000年12月16日に南北投資保障合意書を締結した。合意書の第4条は、南北は各地域内にある相手方投資家の投資資産を国有化または収用したり、財産権を制限したりすることはできない、と明示している。

先月には北朝鮮が開城工業団地の南側設備を無断で稼働して制服を生産しているというラジオ・フリー・アジア(RFA)の)報道があった。

統一部は「我々の国民の財産に対する一方的な侵害は明白に南北間の関連合意を違反するものであり、いかなる場合にも容認できないという点を明確にする」という立場を表した。



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