「韓中修交30周年、そして韓中関係の未来」共同学術会議が先月30日、韓国の高麗(コリョ)大学で開催された。写真は2つ目のセッション「米中戦略競争と韓中関係の現況」のオフライン現場。[写真 ズーム テレビ会議 画面キャプチャー]
徐院長はまた「相互尊重」の問題に関連し、世界の大国の中で中国のように近隣諸国に対して友好的な政策を展開している国があるかとし、米国は果たしてメキシコやキューバなど近隣諸国に対して非常に友好的だと考えるのかと問い返した。韓国国立外交院と中国国際問題研究院は韓中両国の外交部傘下の代表的な外交シンクタンクだが、そのトップ同士の舌戦からも分かる認識の違いは、修交30周年を迎えるにもかかわらず非常に大きいことを示している。韓国の世宗(セジョン)大のイ・ムンギ教授と中国の上海社会科学院の葛涛研究員はこの日、韓中間の交流は過去30年間に十分にやってきており、今後はどのように協力していくことができるかに集中する時だと意見を集約したが、洪院長と徐院長の間で鋭くやり取りされた対話は韓中関係が今も先が長いことを改めて気づかせる。
この日、祝辞に出た朴振(パク・ジン)外交部長官は「考えを集めて利益を加えるという『集思広益』という諸葛亮の言葉のように、今日この席が韓中関係の未来発展のための知恵と洞察を集める意味深い席になることを願う」と述べたが、韓中間の認識の隔たりがまだ大きいことを確認させる意味のほうが大きかった。今回の学術会議は韓国政治学会、高麗大学アジア問題研究院、国民大学中国人文社会研究所、韓中社会科学学会、韓中関係未来発展委員会、経済人文社会研究会などが共同で開催し、韓中両国から74人(韓国53人、中国21人)が出席して熱を帯びた討論を行った。
「韓中修交30年の成績表は10点満点中5点」(1)
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