◇Ｇ７、ウクライナに２９５億ドル支援で合意

実際に今回の爆撃はドイツで開かれた主要７カ国（Ｇ７）首脳会議でロシアに対する追加制裁とウクライナ支援を合意した日に起きた。この日Ｇ７は今年ウクライナが政府運営ができるよう２９５億ドルを支援することを約束した。また、ロシアの防衛産業業界を追加制裁し、ロシアに報復関税を課して得た収入をウクライナ支援に活用することにした。ＣＮＮは米国が今週中にウクライナに先端中距離地対空ミサイル防衛システムを支援するだろうと報道した。

また、Ｇ７首脳らはロシアの爆撃に対して共同声明を通じ「罪のない民間人に対する無差別攻撃は戦争犯罪に当たり、プーチン大統領を含んだロシアの当局者が責任を負わなければならないだろう」と一斉に糾弾した。ジョンソン英首相は「プーチンが深い残酷性と野蛮性をもう一度見せた」と非難したし、フランスのマクロン大統領はソーシャルメディアに「嫌悪感あふれる攻撃」と書いた。


◇ロシア「ショッピングセンターではなく武器貯蔵庫攻撃したもの」

ロシアは民間人を攻撃したというウクライナと西側の指摘に対し全面否定した。ロシア国防省報道官は２８日の定例会見を通じ、「２７日にクレメンチュクにある武器貯蔵庫がロシア軍の高精密空中発射兵器攻撃を受けた。西側兵器用弾薬が爆発し近隣の機能が中断されたショッピングセンターで火災が発生した」と話した。一部では今回の事件はウクライナの自作劇という反論も提起された。ロシアのポリャンスキー国連大使はソーシャルメディアに「今回の爆発と火災はウクライナ人が直接起こしたもの。ＮＡＴＯ首脳会議を控えウクライナに対する関心と同情を集めるために行った挑発」と主張した。

一方、ロシアはウクライナ東部ルハンシク州のリシチャンスク南側地域を占領し、ドンバス戦線で攻勢レベルを高めている。リシチャンスクが陥落すればドンバス地域のルハンシク州全体がロシアの手中に落ちる。

ルハンシク州のハイダイ知事は２７日、ソーシャルメディアで「ロシアはタンクに水をもらうために集まった民間人に向け多連装ロケットを発射し、８人が死亡して２１人が病院に搬送された」と明らかにした。続けて「ロシア軍と親ロシア派分離主義者が南側でリシチャンスクを封鎖しており、爆撃により都市はめちゃくちゃになった」とした。


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