韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領就任後、金建希(キム・ゴンヒ)夫人の活動に関して論争が絶えない。公式日程だけを精製された形で公開してきた従来の大統領夫人とは違い、ファンクラブを通じて取捨選択された私生活を見せるような全く新しい令夫人のスタイルに歓呼を送る人がいる一方で、否定世論が高かった大統領選挙当時の約束通り静かな内助に徹するべきだと批判する人も多い。金夫人を巡る論争に関連し、2人の女性作家の相反する見解を紹介する。批判的な見解のオ・セラビ作家のコラムに続き、きょうは「このような批判は女性嫌悪的偏見」と主張するオ・ジニョン作家のコメントを紹介する。
#17日付のある日刊紙に「尹大統領の職務評価初めて50%以下に…『劇場訪問・金建希の評価良くない』」という記事が掲載された。この記事の下には尹錫悦大統領と彼の妻の金建希夫人がポップコーンを持って映画館にいる写真が配置された。大統領就任後上昇していた職務遂行の肯定評価が鈍化したが、その主な理由は人事問題と執務室移転などであり、少数回答で「金建希夫人の行動」と関連した批判意見があるという内容だ。記事の見出しだけ見れば尹大統領の人気が落ちた原因が劇場に一緒に行った妻のせいという印象を受けやすい。少数回答にすぎない金夫人を記事のメイン写真に使ったこと自体が執権1カ月目の新政権に対する世論の地形をそのまま示す。尹錫悦政権に向けられた非難は金夫人と関連したものが圧倒的に多い。
現政権反対派は言うまでもなく、尹大統領に投票した支持者まで「妻をちょっとどうにかしろ。このままでは大変なことになる」と懸念の声を高める。SNSには「影響力を出せないよう最初に座り込ませなければ尹錫悦政権はおしまい」と叫ぶ親「国民の力」のスピーカーはあふれている。孫の下に押しかけて「妻(あるいは嫁)を管理できず家門に泥を塗ったらただではおかない」と怒鳴りつける笠をかぶった老人たちのようだ。
金夫人に対する否定的な世論はきのうきょうのことでない。大統領選挙期間中はずっと尹候補の最も重い負担だったと言っても過言ではない。妻のせいで出馬できないだろうと話し、その次は妻のせいで完走できないだろうと話し、終盤でも妻のせいで負けるだろうと話した。「共に民主党」を支持するユーチューバーが「ジュリー」云々しながら金夫人の過去と関連した奇怪な女性嫌悪デマをまき散らす間に女性運動の経歴を基に国会議員バッジをつけた民主党の女性政治家のだれもこれを止めようとしなかった。見ないふりをしたりむしろ肩入れしてあおった。
政派的利益が衝突する政党の政治家だけでなく女性学者だというチョン・ヒジンは同じ新聞に2回も「検事尹錫悦が被疑者金建希と結婚したのは欠格条件であり犯罪行為」というコラムを書いた。数百億ウォン台の資産家である母親が検事を取り込むため自分の娘を差し出し、韓国の検事が性接待を受けて事件を覆したというようなデマを真実だと断定し、有力野党の大統領候補夫妻を断罪しろという主張を印刷メディアに堂々と載せたのだ。このコラムには「検事と被疑者の資格で会った2人が夫婦になった構造を廃止することが検察改革」「(金建希非難に対して)一部フェミニストが女性嫌悪だとして彼女を家父長制の被害者にしようとする現実に驚かざるをえない」とまでした。これほどになれば金夫人叩きやこき下ろしが、政治に過度に没入する人たちには国民的レジャーになった感じだ。
【私は告発する】尹大統領支持者すら「妻のせいでだめになる」…金建希夫人に向けられた激しい女性嫌悪(2)
#17日付のある日刊紙に「尹大統領の職務評価初めて50%以下に…『劇場訪問・金建希の評価良くない』」という記事が掲載された。この記事の下には尹錫悦大統領と彼の妻の金建希夫人がポップコーンを持って映画館にいる写真が配置された。大統領就任後上昇していた職務遂行の肯定評価が鈍化したが、その主な理由は人事問題と執務室移転などであり、少数回答で「金建希夫人の行動」と関連した批判意見があるという内容だ。記事の見出しだけ見れば尹大統領の人気が落ちた原因が劇場に一緒に行った妻のせいという印象を受けやすい。少数回答にすぎない金夫人を記事のメイン写真に使ったこと自体が執権1カ月目の新政権に対する世論の地形をそのまま示す。尹錫悦政権に向けられた非難は金夫人と関連したものが圧倒的に多い。
現政権反対派は言うまでもなく、尹大統領に投票した支持者まで「妻をちょっとどうにかしろ。このままでは大変なことになる」と懸念の声を高める。SNSには「影響力を出せないよう最初に座り込ませなければ尹錫悦政権はおしまい」と叫ぶ親「国民の力」のスピーカーはあふれている。孫の下に押しかけて「妻(あるいは嫁)を管理できず家門に泥を塗ったらただではおかない」と怒鳴りつける笠をかぶった老人たちのようだ。
金夫人に対する否定的な世論はきのうきょうのことでない。大統領選挙期間中はずっと尹候補の最も重い負担だったと言っても過言ではない。妻のせいで出馬できないだろうと話し、その次は妻のせいで完走できないだろうと話し、終盤でも妻のせいで負けるだろうと話した。「共に民主党」を支持するユーチューバーが「ジュリー」云々しながら金夫人の過去と関連した奇怪な女性嫌悪デマをまき散らす間に女性運動の経歴を基に国会議員バッジをつけた民主党の女性政治家のだれもこれを止めようとしなかった。見ないふりをしたりむしろ肩入れしてあおった。
政派的利益が衝突する政党の政治家だけでなく女性学者だというチョン・ヒジンは同じ新聞に2回も「検事尹錫悦が被疑者金建希と結婚したのは欠格条件であり犯罪行為」というコラムを書いた。数百億ウォン台の資産家である母親が検事を取り込むため自分の娘を差し出し、韓国の検事が性接待を受けて事件を覆したというようなデマを真実だと断定し、有力野党の大統領候補夫妻を断罪しろという主張を印刷メディアに堂々と載せたのだ。このコラムには「検事と被疑者の資格で会った2人が夫婦になった構造を廃止することが検察改革」「(金建希非難に対して)一部フェミニストが女性嫌悪だとして彼女を家父長制の被害者にしようとする現実に驚かざるをえない」とまでした。これほどになれば金夫人叩きやこき下ろしが、政治に過度に没入する人たちには国民的レジャーになった感じだ。
【私は告発する】尹大統領支持者すら「妻のせいでだめになる」…金建希夫人に向けられた激しい女性嫌悪(2)
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