「宿泊費は全部支払いました」。
全羅南道(チョンラナムド)の莞島(ワンド)で失踪したチョ・ユナさん(10)一家が連絡が途絶える前に最後に滞在したペンション関係者の話だ。彼は27日、中央日報との電話で「(チョさん家族と関連し)答えられることはない」としてこのように話した。
光州(クァンジュ)警察庁によると、光州市内の小学校5年生のチョさんと父親(36)、母親(35)の3人は、先月24~28日の4泊、29~30日の2泊の6日間にわたりこのペンションに宿泊した。先月28日のチェックアウト後に莞島を離れた翌日に戻ってきて同じペンションに泊まった後、先月30日午後10時57分ごろにチェックアウトした。
◇捜索6日目…一家の行方見つからず
警察と海洋警察は300人の人員とドローン、ヘリコプター、警備艇を投じ薪智面(シンジミョン)一帯の海岸を中心に水中捜索まで行ったがまだチョさん一家の行方を見つけられずにいる。
チョさん一家が止まったペンションは薪智面の鳴沙十里(ミョンサシプリ)海水浴場の近くにある。プールを備えており、1日の宿泊費は4人基準で40万ウォン(約4万1909円)だ。ペンションなどによるとチョさん一家は失踪前に宿泊費だけで最小240万ウォンを使ったことになり。
これに対し警察内外では「チョさん一家があえて高い宿に決め外出も控えたまま1週間近く滞在したのか疑問」という話が出ている。調査の結果、コンピュータ販売業をしていたチョさんの父親は昨年末に廃業した。学校側は警察で「チョさんの家に行ったところ郵便受けに管理費未納告知書と金融機関の督促状、裁判所の郵便物送達案内などがいっぱいに貯まっていた」と話す。
◇李水晶教授「子ども殺害後に極端な選択の可能性」
いずれもチョさん一家が経済的な困難を経験したと推定できるほどの端緒だが、警察関係者は「失踪者捜索が先」とし、「失踪原因や中間の行動を把握するほどの余力がない」と言葉を控えた。
これに先立ちチョさんの母親は先月17日、「5月19日から6月15日まで済州島(チェジュド)で1カ月の生活体験をする」として学校側にインターネットで郊外体験学習申請書を出した。だが体験学習期間が終わったのにチョさんが登校せず両親とも連絡がつかないことから22日に失踪届けを出した。
これに対し京畿(キョンギ)大学犯罪心理学科の李水晶(イ・スジョン)教授はこの日中央日報との電話で「現在では『子ども殺害後の極端な選択』である可能性が最も大きい」と主張した。以下は李教授との一問一答。」
Q:チョさん一家の最後の行動が怪しい。
A:「極端な選択をする人も1回で成功するケースは多くない。最後だと思うと考えが多くなる。しかも本人だけの問題でなく子どもなど家族がいるためあれこれ考えたものとみられる」(※警察が確保したペンションの防犯カメラ映像には彼らの最後の行動が写っていた。チョさんの母親がぐったりした娘をおぶってペンションを出る場面、父親が片手にビニール袋を持ったまま携帯電話を確認する場面、夫婦がチョさんを乗用車の後部座席に乗せてどこかに向かう場面などだ)。
督促状貯まっていた「莞島失踪家族」…1泊40万ウォンのプール付きペンションに6泊=韓国(2)
全羅南道(チョンラナムド)の莞島(ワンド)で失踪したチョ・ユナさん(10)一家が連絡が途絶える前に最後に滞在したペンション関係者の話だ。彼は27日、中央日報との電話で「(チョさん家族と関連し)答えられることはない」としてこのように話した。
光州(クァンジュ)警察庁によると、光州市内の小学校5年生のチョさんと父親(36)、母親(35)の3人は、先月24~28日の4泊、29~30日の2泊の6日間にわたりこのペンションに宿泊した。先月28日のチェックアウト後に莞島を離れた翌日に戻ってきて同じペンションに泊まった後、先月30日午後10時57分ごろにチェックアウトした。
◇捜索6日目…一家の行方見つからず
警察と海洋警察は300人の人員とドローン、ヘリコプター、警備艇を投じ薪智面(シンジミョン)一帯の海岸を中心に水中捜索まで行ったがまだチョさん一家の行方を見つけられずにいる。
チョさん一家が止まったペンションは薪智面の鳴沙十里(ミョンサシプリ)海水浴場の近くにある。プールを備えており、1日の宿泊費は4人基準で40万ウォン(約4万1909円)だ。ペンションなどによるとチョさん一家は失踪前に宿泊費だけで最小240万ウォンを使ったことになり。
これに対し警察内外では「チョさん一家があえて高い宿に決め外出も控えたまま1週間近く滞在したのか疑問」という話が出ている。調査の結果、コンピュータ販売業をしていたチョさんの父親は昨年末に廃業した。学校側は警察で「チョさんの家に行ったところ郵便受けに管理費未納告知書と金融機関の督促状、裁判所の郵便物送達案内などがいっぱいに貯まっていた」と話す。
◇李水晶教授「子ども殺害後に極端な選択の可能性」
いずれもチョさん一家が経済的な困難を経験したと推定できるほどの端緒だが、警察関係者は「失踪者捜索が先」とし、「失踪原因や中間の行動を把握するほどの余力がない」と言葉を控えた。
これに先立ちチョさんの母親は先月17日、「5月19日から6月15日まで済州島(チェジュド)で1カ月の生活体験をする」として学校側にインターネットで郊外体験学習申請書を出した。だが体験学習期間が終わったのにチョさんが登校せず両親とも連絡がつかないことから22日に失踪届けを出した。
これに対し京畿(キョンギ)大学犯罪心理学科の李水晶(イ・スジョン)教授はこの日中央日報との電話で「現在では『子ども殺害後の極端な選択』である可能性が最も大きい」と主張した。以下は李教授との一問一答。」
Q:チョさん一家の最後の行動が怪しい。
A:「極端な選択をする人も1回で成功するケースは多くない。最後だと思うと考えが多くなる。しかも本人だけの問題でなく子どもなど家族がいるためあれこれ考えたものとみられる」(※警察が確保したペンションの防犯カメラ映像には彼らの最後の行動が写っていた。チョさんの母親がぐったりした娘をおぶってペンションを出る場面、父親が片手にビニール袋を持ったまま携帯電話を確認する場面、夫婦がチョさんを乗用車の後部座席に乗せてどこかに向かう場面などだ)。
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