北朝鮮の射殺によって亡くなった公務員Aさんの兄であるイ・レジンさん。キム・サンソン記者
Aさんの兄であるイ・レジンさんは中央日報のYouTube(ユーチューブ)コーナー「カン・チャンホのトゥーマッチトーカー」との通話で「弟の場合のような海上失踪事件はたいてい発生から1カ月が経過すると法的に『失踪』処理となり、責任者の糾明と告発措置が可能になるが、海洋警察は2年7カ月以上も失踪処理をしなかったのに、5月裁判所が弟の死亡を認めると今になって『捜査中止』決定を下した」と話した。イさんは「遅れはしたが弟の死亡が認められて捜査も中止されたので、海洋警察と軍、文在寅(ムン・ジェイン)青瓦台(チョンワデ、元大統領府)の職務放棄と殺人ほう助容疑を本格的に追及する考え」と話した。
一方、韓国政府は2020年9月21日、延坪島(ヨンピョンド)北方限界線(NLL)北の海上で北朝鮮軍の銃撃を受けて死亡したAさんに対して「自主的に越北を試みたとは見ることはできない」という趣旨の結論を下したと分かった。政府はこのような内容を16日に公開する予定だ。これは事件発生当時、文在寅(ムン・ジェイン)政府青瓦台と共に民主党が「Aさんが自発的に越北を試みた情況がある」と明らかにしたことと相反する内容なので大きな波紋が予想される。
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