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サル痘、世界中で1400人感染…北米・欧州「包囲接種」開始

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
サル痘感染事例が30カ国以上の国々で1400件以上報告された。感染経路を巡り、感染者との接触の他に空気伝播などさまざまな可能性が提起されている中で、一部の海外の国では高危険群を対象にワクチン接種を始めた。韓国では今のところまだ感染者は発生していないが、防疫当局はサル痘第3世代ワクチンの導入を準備している。

統計ウェブサイト「Our World in Data(データで見る私たちの世界、OWID)」のデータによると、世界のサル痘ウイルス感染者は10日を基準として32カ国で1472人発生した。

感染事例が増え、感染経路を巡ってもさまざまな可能性が提起されている。サル痘の一般的な感染経路は感染者との密接接触だ。感染者の血液や体液(唾、小便など)が皮膚の傷口や粘膜を通じて直接接触する場合などが該当する。


ニューヨーク・タイムズ(NYT)は最近サル痘の空気中伝播の可能性を報じた。米国疾病対策センター(CDC)でサル痘に関連して旅行者にマスク着用を勧告して直後に撤回するなどの紛らわしい対応をした点に言及し、サル痘も新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)のように空気を通した感染の可能性があると分析した。

普通ではない拡散傾向に米国・カナダ・英国などでは高危険群を対象としたワクチン接種を始めた。感染者と密接接触した人やウイルスにさらされている医療スタッフなどを対象にする「包囲接種(リングワクチン接種、ring vaccination)」方式だ。この方式は過去にアフリカ地域でエボラや痘瘡が発生した際に疾病の拡散を抑え込むのに効果を示していた。

まだ感染者が発生していない韓国ではサル痘第3世代ワクチン導入を準備中だ。疾病管理庁はデンマークのバーバリアン・ノルディックが開発した第3世代痘瘡ワクチン「Jynneos」の導入に対して今後の物量と導入日程を協議していると明らかにした。疾病管理庁は「現在、製薬会社と協議中の事項で、今後確定時に可能な範囲で公開するようにする」と明らかにした。



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