ＢＴＳが１０日午後１時に公開した新曲『Ｙｅｔ　ｔｏ　Ｃｏｍｅ』のプロモーションビデオが公開２時間で１０００万再生を超えた。１０日に公開したニューアルバム『Ｐｒｏｏｆ』のタイトル曲である『Ｙｅｔ　ｔｏ　Ｃｏｍｅ』は公開から１時間で音楽チャートのメロンとバグスで１位になった。

◇ラスベガスの砂漠で撮ったＰＶ…「最高の瞬間はまだ」

プロモーションビデオはＢＴＳが４月にグラミー賞授賞式とラスベガス公演のため訪れた米国西部の砂漠で撮影した。


『Ｙｅｔ　ｔｏ　Ｃｏｍｅ』とは「まだ来ていない瞬間」という意味で、ＢＴＳはこの曲で、ビルボード１位も、世界的音楽賞授賞式にも立ったが「まだ最高の瞬間は来ていない」と語る。

「それが最善だったか？　次が何か見たい」という言葉で始まる曲は「最高という言葉はまだ照れくさい。変化は多いが変わりはなかった」と付け加える。そして世の中の期待と最高という基準に執着しないとして「最高の瞬間はまだ来ていない」とで繰り返し話す。曲の導入部で投げかけた問いは「過去にしたことは最善だったし、これから来るものが私の最高」と答を出す。

音楽評論家のイム・ジンモ氏は「いつも『他人』を話していたＢＴＳが今度は自分たちにする話を込めたようだ。後半に進むほどラップメロディが魅力的な曲」と評した。

◇「ファンソング」含む新曲３曲、パン・シヒョク議長も参加

ＢＴＳのニューアルバム『Ｐｒｏｏｆ』は１３日のデビュー９周年を前にしてＢＴＳの９年を集めた「コレクション」だ。昨年公開したシングル『Ｂｕｔｔｅｒ』から１１カ月ぶりのアルバムだ。今回のアルバムは『Ｂｏｙ　Ｉｎ　Ｌｕｖ』『ＦＩＲＥ』『Ｂｌｏｏｄ　Ｓｗｅａｔ＆Ｔｅａｒｓ』から『Ｄｙｎａｍｉｔｅ』『Ｂｕｔｔｅｒ』などＢＴＳのヒット曲を含め、ソロ曲、デモ曲、未公開曲など９年間の曲を集大成して、ＣＤ３枚に４８曲が収録された。

このうち新曲は３曲だ。ＲＭ、Ｊ－ＨＯＰＥ、シュガの３人のメンバーがタイトル曲『Ｙｅｔ　ｔｏ　Ｃｏｍｅ』を含む新曲３曲の作業に参加した。

『Ｆｏｒ　Ｙｏｕｔｈ』はコンサート会場に集まったファンたちの合唱で始まる。ファンに対する思いを込めたファンソングで、パン・シヒョク議長が直接曲作業に参加した。『Ｒｕｎ　ＢＴＳ』の作業にはメンバーのジョングクも参加した。

◇１３日にデビュー９周年、４０００人と会う

今回のカムバックでしばらく姿を見せなかった韓国の音楽番組にＢＴＳが出演するというニュースにファンの期待も高い。１３日に奨忠（チャンチュン）体育館で行われるＭｎｅｔの「Ｍ　ＣＯＵＮＴＤＯＷＮ」の事前収録にはウィバースを通じて募集した４０００人のファンが殺到する。ＫＢＳとＳＢＳなど地上波の音楽番組も相次ぎ予定されている。

ＢＴＳのデビュー日である６月１３日を迎えて多様なコンテンツをアップロードする『ＢＴＳフェスタ』の最中でもある。１カ月前からユーチューブを通じてメンバーの芸能、撮影現場スケッチとともに振りつけレッスン映像を上げて雰囲気を盛り上げた。ユーチューブを通じてファンが参加できるチャレンジプロジェクトも公開しファンとの接点を広げている。

１０日のアルバム公開直後からファンたちはＳＮＳを通じさまざまなタグを付け投稿しながらＢＴＳのカムバックを喜んだ。