大韓民国初の月探査船「タヌリ号」の打ち上げ準備現場が公開された。
科学技術情報通信部と韓国航空宇宙研究院(航宇研)は今月3日、大田(テジョン)航宇研本院でタヌリ号の打ち上げ準備現場をメディアに公開して、タヌリ号を発射場のある米フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地に移送する準備を終えたと6日明らかにした。
タヌリ号は今まで極低温・高温、電磁波試験など宇宙環境シュミレーション試験および表面多層薄膜断熱材(MLI・宇宙の急激な熱変化から軌道船を保護する断熱材)の装着、発射場移送が可能かどうかを確認するシッピング前の検討会議などの作業を経た。航宇研は現在はタヌリ号が発射場移送前の最終作業を完了した状態だと明らかにした。
タヌリ号は来月5日、特殊コンテナに載せられて航宇研を出発する。その後、仁川(インチョン)空港を通じて米国のケープカナベラル宇宙軍基地に運ばれる。
それから約1カ月後の8月3日午前8時20分(日本時間)、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が運営するスペースXのロケット「ファルコン9」を使って打ち上げられる予定だ。
タヌリ号は打ち上げ後4カ月半かけて月軌道に到着する予定だ。このように長い時間がかかるのは、弾道型月転移(Ballistic Lunar Transfer)方式を採用しているからだ。これによって地球や太陽、月の重力特性を利用して月まで飛んで行く。
直接転移に比べて燃料を約25%節約することができる反面、飛行時間は長くかかる。タヌリ号は今年12月16日に月軌道に到着する予定だ。
その後、最終任務の軌道に無事に到着するために5回の軌道投入起動を行い、12月31日月高度100キロメートルの円軌道に進入する。この時からタヌリ号は1年間に6件の主要任務を遂行することになる。
航宇研の任務運営センターはタヌリ号の月転移過程と月軌道任務の遂行を管制する。今後タヌリ号からの命令を伝送および状態情報を受信し、任務計画や軌道を決めるなどの業務を行っていくことになる。
航宇研のイ・サンユル院長は「大韓民国最初の宇宙探測機タヌリ号の打ち上げおよび運営準備に万全を期している」とし「タヌリ号を通じて宇宙探査基盤技術を確保し、世界7大宇宙強国に飛躍できるように最善を尽くす」と話した。
科学技術情報通信部と韓国航空宇宙研究院(航宇研)は今月3日、大田(テジョン)航宇研本院でタヌリ号の打ち上げ準備現場をメディアに公開して、タヌリ号を発射場のある米フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地に移送する準備を終えたと6日明らかにした。
タヌリ号は今まで極低温・高温、電磁波試験など宇宙環境シュミレーション試験および表面多層薄膜断熱材(MLI・宇宙の急激な熱変化から軌道船を保護する断熱材)の装着、発射場移送が可能かどうかを確認するシッピング前の検討会議などの作業を経た。航宇研は現在はタヌリ号が発射場移送前の最終作業を完了した状態だと明らかにした。
タヌリ号は来月5日、特殊コンテナに載せられて航宇研を出発する。その後、仁川(インチョン)空港を通じて米国のケープカナベラル宇宙軍基地に運ばれる。
それから約1カ月後の8月3日午前8時20分(日本時間)、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が運営するスペースXのロケット「ファルコン9」を使って打ち上げられる予定だ。
タヌリ号は打ち上げ後4カ月半かけて月軌道に到着する予定だ。このように長い時間がかかるのは、弾道型月転移(Ballistic Lunar Transfer)方式を採用しているからだ。これによって地球や太陽、月の重力特性を利用して月まで飛んで行く。
直接転移に比べて燃料を約25%節約することができる反面、飛行時間は長くかかる。タヌリ号は今年12月16日に月軌道に到着する予定だ。
その後、最終任務の軌道に無事に到着するために5回の軌道投入起動を行い、12月31日月高度100キロメートルの円軌道に進入する。この時からタヌリ号は1年間に6件の主要任務を遂行することになる。
航宇研の任務運営センターはタヌリ号の月転移過程と月軌道任務の遂行を管制する。今後タヌリ号からの命令を伝送および状態情報を受信し、任務計画や軌道を決めるなどの業務を行っていくことになる。
航宇研のイ・サンユル院長は「大韓民国最初の宇宙探測機タヌリ号の打ち上げおよび運営準備に万全を期している」とし「タヌリ号を通じて宇宙探査基盤技術を確保し、世界7大宇宙強国に飛躍できるように最善を尽くす」と話した。
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