西側国家がウクライナ侵攻を理由にロシアのウラジーミル・プーチン大統領と側近を制裁対象に入れて、これまで隠されていたプーチン大統領の私生活が次々と明るみになっている。ニューヨーク・タイムズ（ＮＹＴ）は今月１３日、ロシアメディアなどを引用してプーチン大統領の娘だと知らされた２人以外にもさらに４人の子女がいる可能性が高いと報じた。クレムリン宮が公式に認めたプーチン大統領の家族事項は離婚した前妻リュドミラ・プーチナさんとの間に産まれた２人の娘がすべて。

１人は清掃婦だったスベトラーナ・クリボノギフさんだ。ロシア野党圏の要人が設立した「反腐敗財団」はプーチン大統領がクリボノギクさんとの間に娘ルイザさんを産み、母娘が海外で贅沢に暮らせるようにしたと明らかにした。

昨年、国際調査ジャーナリスト協会（ＩＣＩＪ）が域外金融会社に流出した文書を暴露した「パンドラ文書」によると、クリボノギクさんに１億ユーロ（約１３５億円）または１億５００万ドル（約１３６億円）の財産があることが明らかになった。ここには３７５万ドル（約４８億ウォン）相当のモナコの邸宅も含まれていた。


現在１９歳のルイザさんはプーチン大統領を連想させる名前でインスタグラム活動をしてきた。グッチやイヴ・サンローラン、シャネル、バレンチノなどのブランド品で美しく飾った華やかな生活を自慢して数万人のフォロワーを率いてきた。あるインタビューで自分がプーチン大統領とそっくりである事実を認めて、プーチン大統領にその理由を訊ねたいと話したこともある。だが、２月ロシアのウクライナ侵攻後、「悪魔の娘」など悪質コメントが多く書き込まれると突然痕跡を消した。

プーチン大統領のもう一人の女性は２００４年アテネオリンピック（五輪）新体操金メダリストであるアリーナ・カバエワさんだ。２００８年初めて２人のスキャンダルが報じられ、２人はまだ関係を維持しているという。当時、あるメディアはプーチン大統領が離婚後、カバエワさんと結婚するだろうと報じたが、クレムリン宮はこれを否定し、該当メディアは廃刊に追い込まれた。

２人の間には少なくとも３人の子女がいるという。新聞はスイスメディアなどを引用してスイスに居住したカバエワさんが２０１５年にルガーノのサンタナ病院でプーチンの子どもを出産した後、痕跡を消したと報道した。あるロシアメディアは２０１９年「カバエワが双子を出産した」と報じていたが、現在該当の記事は削除された状態だ。最近カバエワさんが西側国家の制裁名簿に入り、２人の関係は事実として受け止められている雰囲気だ。