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「失脚説」あざ笑うかのように健在ぶりアピールのロシアNo2…プーチンの信頼どのように勝ち得たか(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ウラジーミル・プーチン大統領

ロシア辺境の土木技術者からナンバー2へ。ウラジーミル・プーチン大統領の有力な後継者に挙げられているセルゲイ・ショイグ国防相(67)は「広報の達人」だ。都市のエリート出身ではなく、モンゴル国境に近い人里離れた貧困地域であるトゥヴァ共和国南部のシベリアからプーチン氏の「インナーサークル」に進入してナンバー2にまで上り詰めることができた秘訣として、ワシントン・ポスト(WP)は8日(現地時間)、彼の格別な広報能力に注目した。

◆軍のイメージだけ改善…オリガルヒと結託

ショイグ氏は2012年から現職を維持している最長寿長官だ。ショイグ氏が就任後真っ先に着手した作業は軍のイメージ改善だった。ソ連の光栄を再現するとして軍服をソ連軍と似たものに変更し、最先端武器と軍事訓練も公開して軍事力をアピールした。2014年クリミア半島合併で軍事的能力を認められた後は勢力を拡大してその立場を不動のものにした。WPはしかし「彼が過去10年間、隙間なく築き上げてきたロシア軍のイメージはウクライナ戦争2カ月目に無能と野蛮性という醜悪な現実によって崩壊した」と皮肉った。


同時にロシア軍の無能を招いた張本人に挙げられる。ショイグ氏は専門性を高める米国式副士官制度の導入を中断し、オリガルヒ(新興財閥)と結託して最先端武器の購入だけに資金を注ぎ込んだ。イメージは改善したが、軍事熟練度や兵力比率、野戦配給状態はベールに包まれていた。米国民間シンクタンクCNAのロシア軍事分析家マイケル・コフマン氏は「ショイグはシナリオだけで『立派な』軍隊を作り、制限的な戦闘では効果を立証したが、戦闘が大きくなって腐敗に伴う無能が露呈した」と指摘した。ショイグ氏は3月初めにしばらく公式席上から姿を消し、更迭説や健康異常説まで提起されたが、2週ぶりに姿を表わした。

ショイグ氏の家族も軍と結託して利権をほしいままにしていたとの疑惑が出ている。昨年オープンメディアの報告によると、31歳の娘クセニアが経営している投資会社は政府建設契約で数百万ドルを稼いだ。ロシア軍装備を使った極限障害物大会を運営し、国防省が後援する青年団体「ユースアーミー」に従事していたこともある。2015年野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ率いる反腐敗団体はクセニアが18歳でモスクワ郊外周辺に豪華住宅を所有したと主張したことがある。


「失脚説」あざ笑うかのように健在ぶりアピールのロシアNo2…プーチンの信頼どのように勝ち得たか(2)

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