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韓国外交部長官候補「北に非核化の意志ない」…クアッドには「提案なかったが協力拡大」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

2018年に大統領特使として北朝鮮を訪問した鄭義溶青瓦台国家安保室長(当時)。鄭室長は北朝鮮の金正恩国務委員長と会い北朝鮮の非核化の意志を直接確認したと明らかにした。[写真 青瓦台]

朴氏は特にバイデン政権のインド太平洋戦略の核心軸であるクアッドに対し、「クアッドのワーキンググループ参加を通じて気候変動、新型コロナウイルス、新興技術など韓国が持っている強みを先導的に活用できる。クアッド協力と関連し今回の韓米首脳会談で話し合われると考えられる」と話した。

ただ朴氏は「米国がクアッド加入保障を前提に勧誘したことがあるか」という民主党金栄珠(キム・ヨンジュ)議員の質疑には「(そのような勧誘は)なかった。クアッドはご存じのように他国の加入に向けた手続きがまだ用意されていないものと承知している」と述べた。

◇THAAD追加配備「経済への否定的影響あってはならない」


朴氏は最悪という評価を受ける韓日関係に対しては、「国益中心外交の観点から韓日関係は改善が急がれる状況で、尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領が日本の岸田文雄首相と電話で会談し(韓日関係が)停滞状態であり続けてはならないという点に共感した」と話した。その上で「韓日間の懸案をうまく解決し、信頼を回復し、首脳間のシャトル外交を復元して未来指向的協力関係を構築していく必要がある」と話した。

尹次期大統領の公約だった高高度防衛ミサイル(THAAD)1基の追加配備問題に対して朴氏は「北朝鮮の多様なミサイル脅威から首都圏防空網を補強するために出てきた提案」としながらも追加議論が必要という点を強調した。特に「安全保障問題により経済が否定的影響を受けないようにすることが必要だ。国会にいる議員の意見も多く聞き取り安全保障に向け最善の方法が何か結論を出したい」と話した。

◇長男の疑惑に「単純な電算担当者にすぎない」

朴氏は長男が海外ギャンブルサイトを運営する会社に勤めていたという疑惑に対しては「会社運営スタッフや役員ではなく単純な電算技術担当者として勤めていた」というこれまでの立場を繰り返した。これに対し民主党キム・ギョンヒョプ議員は「会社設立者として登録し(カナダ)当局に申告書を提出しており、(SNSを通じて)自ら運営理事COOだと紹介した。また、増資に向けた投資計画書にも保証人として署名するなど6人の幹部としてすでにすべて出ている」と反論した。その上で「(ギャンブルサイト運営が)韓国では違法でサーバーをカナダに構築したことはだれもが知っている事実。いまからでも国民向けに謝罪すべき」と話した。

同党の尹建永(ユン・ゴンヨン)議員は朴氏の長男が電算技術担当者ではなく金融専門家としてこの会社の租税回避業務を担当したのではないかとの疑惑を提起した。「朴氏の長男がリンクトインという専門人材ネットワークサイトに自身の特技を企業金融、外国為替取引だと書き込んだ」としながらだ。これに対し朴氏は「リンクトインに出ている内容は本人が作成したものではないと確認した。(過去に)金融分野で働いていたが、当時も電算に関連した業務を遂行した」と話した。


韓国外交部長官候補「北に非核化の意志ない」…クアッドには「提案なかったが協力拡大」(1)

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